〜釣れるルアーの代名詞〜

今後のラッキークラフト社として進めるべき世界戦略は、今まで通り技術立国日本国間での開発戦争になるのか、それとも国際的な企業同士によるマーケティング戦争にあるのか、新年度を向かえより充実したビジョンと共に企業としての意識統合を図るにはこの考え方の根本を簡潔に纏めておかなければならない。

近年ではこの充実した情報化社会の恩恵を受けてか、新開発・新商品における情報の伝達が交際的に平均化されて来た。言い換えるならば、新商品・新開発の特権は日本国のみならず、世界的に何処にいても簡単にそれらを手にする事が出来るようになった。よって開発における努力をおろそかにする事は出来ない。また各国の人種的、もしくはロケーション的な特質から当りサイズ、当りモデルなどがキッチリと住み分けされるようになった。つまり日本国内にて行われた究極にレベルの高い開発戦争を、今後は世界市場をベースに行っていかなければならないだろう。

近年の日本の開発に良く見られる傾向としては、“OVER ENGENEERING” といった言葉が相応しい。 オーバーエンジニアリングとは、新開発として取り入れられた素材と本来用途的に求められて来た実用性のバランスが適合しなくなってしまった状態の事を言う。それは世界戦略に取り敢えず成功し、安定期、もしくは現状維持組の企業に多い傾向だ。我々はまだ市場開拓組な為か、開発スタッフの意識もまだまだユーザーサイドの意見に確りと耳を傾け、より充実した製品化プロセスへの認識が高い。よってそれらの微妙なアジャストに対する感性も圧倒的なレベルで維持している。そんな鮮度の高い商品を生む開発力&生産力こそが我々の生命線とも言える強みだろう。かつて”釣れるルアーの代名詞”と謳われたラッキークラフト社の底力を、今後は世界市場・世界メディアに知ら示す努力をしていかなければならない。


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