我々ラッキークラフト U.S.A.は、ライブポインターのI CAST最優秀賞を受賞して以来、アメリカの釣具業界では先進ルアーメーカーとしての地位と名誉を欲しいままにしている。我々がアメリカの市場経済にて挑戦的な力を発揮する時に、常に大きな看板として掲げるのが“MADE IN JAPAN”としての誇り。そう、我々は何よりも日本ブランドとしての誇りを世界に販売しているのだ。ラッキークラフト社の商品を作り続ける我社の工場には、国際輸出の大先輩であるバンダイやパナソニックの下請けとして20年以上の下積みのもとに訓練され続けた技術と伝統が今尚深く生き続けている。今でも東芝などの最新技術が搭載された開発器具を取り揃えられた工場から、三菱重工や天下の松下の下請けとしての製造もこなしながら、全世界に向けてラッキークラフト社の商品を輩出し続けている。

 しかし我々が“MADE IN JAPAN”を語る前に、ジャパンクオリティーには戦後から経済復興の為に戦い抜いて来たSONY、松下、日立、三菱、TOYOTA、HONDA、NISSANなどといった、技術立国・日本としての時代の先駆者がいた。つまりMADE IN JAPANという意味合いには、日本製がジャンク商品と言われた頃から這い蹲りながら献身的に努力し頑張ってきた人達が築き上げた、命の結晶とも言うべき日本先祖の歴史的栄光が隠されているのだ。

 ダイワ、スミス、ティムコ、ティファ、バスデイ、ザウルス、ハンクル、デュオなどといった、日本という舞台においての本当に釣れるルアーが20世紀終わり頃より誕生し、エバーグリーン、メガバス、ジャッカルなどといった、それぞれの鬼才、天才達がさらに細分化されたテクニックにおける極上のルアー達を作り上げ、それぞれのカリスマティックな世界観にて世界市場を魅了した。そう言った方々から受け継がれたMADE IN JAPANブランドをイメージとして生きていくためには、過去の大先輩の名に恥じぬよう努めて精進したいと思う日本魂がある。我々が受け継ぐMADE IN JAPANというイメージには、いつまでもそういった日本人魂を感じさせてくれる何かがあって欲しいと、我々は日々開発をしながら常に心に思うのであった。

〜陽はまた昇る〜


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