伝説の始まり

ラスベガスにて行われたI CAST SHOWも無事終了した。クラシックも大森貴洋プロが日本人初優勝を果たすなどと今年は最高の年となった。業界やUSメディアとのタイアップは十分すぎるほどの出来に仕上がり、営業成果も前年の約3倍から5倍に飛躍できそうな交渉結果に終わった。しかし我々開発部が精力を上げて研究開発し今年の出展に望んだLive POINTER BB 〜Bone Body〜は、念願のI CAST SHOW BEST OF AWARDの2年連続受賞は残念ながら出来なかった。昨年以上の一体感で、これまで以上に強く願いながら努力してきた商品ではあるが、残念ながら勝利の女神様は我々には微笑んでくれなかった。社運をかけて必死に戦おうとする社員の姿や美しさ、そしてその努力に少しでも答えようと頑張る期待の精鋭達。戦いはまだ終わったわけではないし、これからも未来永劫と続いていく。今回必死で頑張った工場の人々や朝まで徹夜で頑張ってくれた方々の姿は、今後それらを販売して行く営業マン達の強い意思となり大きな力と変わるだろう。

我々は来期へ向けてまた新たな出発を迎える。販売部門のより充実した組織ワークや、宣伝部門のブランド意識に対しての意識統合。まだまだ新しい組織としての運営は、おそらく喜びよりは苦難の方が多い道のりとなっていくだろう。結果に対して意識するあまり冷却化されてしまった感情は痛みを感じる事も薄くなっていくだろうし、まだ何も成し終えていないチームとしての焦りや苛立ちは日々隠せないでいる。高級ブランドとしての絶対的な品格を表現して行くには、意識の幅をこれまで以上に大きく捕らえていく事が必要となってくる。持てる資質や蓄積してきた経験から何を犠牲にし何を活かしていくのか。普通では可能ではない領域にDRIVEし始めてこそ、我々の真のスタートが切れるのではないかと信じている。そういった意味では、我々はまだ初陣さえも成し終えていないのかもしれない。