ジェラルド・スウィンドルはホッとしていた。自分のホームレイクで、たったの3オンス差でトップ12に入れなかったのは辛かったが、13位入賞することにより、ツアーシーズンの終わりから背負っていた重荷が降りたことの方が重要だった。
スウィンドルは21ポンド9オンスを釣り、やる気を復活させ、気持ちをリフレッシュさせた。
「ツアーのラスト3戦は、マクドナルドに行ってもフィッシュバーガーをゲットできなかったよ。」とスウィンドルは冗談で言った。「道路に出れば追突する。今、少し自信を持ってカムバックできることは大きいよ。家の近くで釣ったからなのか、1週間のオフがあったからなのか分からないけれど、リラックスできたし、この試合をスタートする準備は万全だった。釣りをして頭の中を整理する時間が取れたんだ。」
スウィンドルは自分が何をするべきなのか分かっていた。
「ポケットの岸際をバズベイトで流した。ルアーを追ってくる、サスペンドしているポストスポーンの魚を釣るパターンだったんだ。トップウォーターでもたくさん釣れたな。バイトは多くなかったけど、釣れれば大きかった。もう1匹大きいのが釣れてたら、トップ12に残れただろう。初日ビッグなスポッテッドバスが掛かったんだけど、ボートの縁でジャンプしてバレてしまった。それが命運を分けたね。」
「5匹釣れば、ビッグウェイトをウェイインできると分かっていた。2日目は100個ぐらいのボートドックを釣ることになって、投げ過ぎて疲れ切ってしまった。終わりがないように感じることがあるよ。次々にキャストして、もう辞めようかなと思うとビッグフィッシュが釣れる。自分自身にやる気がないとこういう釣りはできないよね。」
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