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Photo: Lucky Craft
アメリカは今リアリティーショー
一色だとスキート・リースは語る。

Week1 スキート・リース
準備万端 1/1/2005

(編集記:On Tour With Lucky Craftはツアーを戦うアングラーの内外事情を詳しくお伝えします。チーム・ラッキー・クラフトのメンバーによるプロアングラーとしての生活の話、釣り方や製品情報、ツアーやその他イベントのこと、そしてその他チーム・ラッキー・クラフトに関すること等などをお届けする予定です。この連載第一回は、バスマスターツアーを控えたスキート・リース特集です。)

 バスマスターツアーを数週間後に控え、現在世界ランキング3位のスキート・リースは緊張していないと言う。彼は、一つ一つのレイクのことを考えずに、とにかくそこへ行って釣りをするのが好きだ。「どこに行くかは関係ないんだ。どのレイクに行っても、釣れる可能性があることは分かってるから。」

 今年バスマスターツアーは、フロリダのレイク・トホから始まる。「トホは得意なレイクじゃないから、新しいレイクに行くつもりで挑むよ。釣りたいと思ってるし、いい結果を出す可能性も高いと思う。」

第2戦は同じくフロリダ州のハリス・チェーン。2003年に彼はそこで優勝を収めている。しかしその後、ツアーは北へと矛先を変え、水温の低い、プリスポーンの水域へと向かう。「今まで一度も行ったことがないレイクもあって全然分からないけど、僕にはそれがストレスにはならない。一つ一つのレイクを分析してどう釣るかを考えて、タックルを用意したがるアングラーもたくさんいるけど、僕はそうじゃない。どうせ自分のタックルは全部持って行くんだから、あとは与えられた状況に合わせるだけ。フリッピングにバイトしてくるならそれでいいし、クランクベイトにバイトするならクランクベイトを投げる。ツアーに行ったら何が起こるか分からないんだから。」

 この行き当たりばったりのスタイルは、彼の成功の秘訣だ。「釣りのカギとなるのは、とにかく出場して、自分の置かれた状況に対応すること。その日、その時の情報を解釈して、釣りに活かさなくちゃならないんだ。」

LuckyCraft.com/Catalogue去年もそうだったが、今年のツアーでもジャークベイトやバイブレーションが活躍するかも知れない。「ジャークベイトが重要になる試合がいくつかあると思う。テーブルロック(ミズーリ州)でジャークベイトが効くのは確かだし、ガンターズビルはジャークベイトとバイブレーションがいいだろう。去年そこでジョージ・コクランがポインターミノーで勝ったのをみんな見てるから、今年はジャークベイトを投げる奴らがたくさんいるだろうね。」

LuckyCraft.com/Catalogue 「彼のパターンを知ってイライラしたよ。なぜならそれは僕が住んでるカリフォルニアのクリア・レイクのパターンだったから。今年、ガンターズビルの水温が13℃以下だったら、またジャークベイトだろう。それより温かかったら、恐らくLV100か500の方がいいんじゃないかな。」

 第4戦のジョージア州クラークスヒルについては?「どんなところか見当もつかない。何にも知らないんだ。」

 リースは勝つためのルアーを投げる。そしてその彼が多用するのがラッキークラフトのハードベイトだ。今シーズン特に注目しているルアーがひとつあると彼は言う。「僕が今一番注目してて、スモールマウス勝負になったときに絶対活躍すると思ってるのが、新しいスレンダー・ポインター・ジャークベイトだ。今まで作られた中で最高のスモールマウス用ジャークベイトだと思う。」

LuckyCraft.com/Catalogue 「このルアーはラッキー・クラフトのクオリティーとイレギュラーなアクションを併せ持ってる。しかも3本フックのルアーだ。このルアーでスモールマウスを釣った奴らに聞いたら、みんなが口を揃えて凄いと言ってた。もちろんラージマウスやスポッツにも効くよ。」

 BassFanの読者は、このOn Tour With Lucy Craftで今年のツアーを戦うリースを追いかけられるが、もしかしたら運転中の彼を見かけることがあるかもしれない。「僕のトラックをカスタムラップしたんだ。かっこよく仕上がったよ。他の人達と違う仕様にしたかったんだ。黄色と黒でまとめた、スキート・リース版エクスカージョンだ。」

 On Tour With Lucky Craftに参加できてうれしいとリース。何か違うことをやるチャンスだからだそうだ。「観衆やファンの皆さんにもっと情報を、もっとリアリティーにあふれた話を伝えられることが、一番うれしいことかな。アメリカは今リアリティーショー系が流行ってるから、そういう方がファンのみんなにも喜んでもらえると思うんだ。」

Photo: Skeet Reese
カスタムラップした車でワンラックアップ。

「釣りの技術とかツアーのゴシップなんかはたくさん耳に入るけど、今は僕らが何をどう考えているのか、みんなもっと聞きたがってると思うんだ。ラッキー・クラフトがBassFanに連載することになって嬉しいよ。」

「今BassFanはナンバーワンの情報ウェブサイトで、ラッキー・クラフトは最高のハードベイトを作っているナンバーワンのルアーメーカーだ。だから2つのナンバーワンが協力し合ってるってことだ。」

Provided by BassFan