写真: Lucky Craft
ブレント・エーラーは、ランガン釣法をやめ、いいエリアを見つけて動かないことにした。

Week 20 - ブレント・エーラー
ビッグツアーの仲間入り 2005年5月16日

FLWツアーを釣ることはルーキーにとっては特にハードである。金銭的な問題、時間の使い方、家族、そして自分の能力を証明するための情熱――これらのバランスを上手くとりながらツアーを戦う必要がある。これだけのプレッシャーの中でラッキークラフトのプロ、ブレント・エーラーが、シーズンの初めに少し苦しんだのも不思議ではない。しかし3試合が終わり、潮が変わり始めた。

ビーバー・レイクでの22位入賞と、先週ウィーラー戦での25位入賞で、彼は活気付き、自分の実力に自信を持った。2004年エバースタートのチャンピオンの彼だったが、欲しかったFLWツアーでのトップ50と1万ドルの賞金を2度手にし、やっとリラックスできたのだ。

最初の方のFLWトーナメントはプリスポーン真っ只中に行われたが、ここ2戦では、アクティブなポストスポーンのバスを狙うチャンスがあった。

「僕はポストスポーンの方が得意なのかな。自分では分からない。恐らくここ2戦では、今までより上手くアジャストできた。他のアングラー達とやっと肩を並べられたような気がする。」

「ここ2戦で釣ったレイクは釣り易かった。ウィーラー戦ではガンターズビルにロックスルーした。そこはカリフォルニア・デルタを思い出させてくれた。湖に出てみて、分かると感じたんだ。最近の好成績にはそれがとても重要だ。」

エーラーはガンターズビルのダム近くのウィードに絞り、釣り時間を稼いだ。

「ロックに近いエリアを1〜2箇所釣ったんだ。これらのエリアはプラクティスで見つけて、トーナメント中ずっとそこにステイした。アルレッド・マリーナの近くやブラウンズ・クリークの側のワンドにあるウィードを釣ったよ。毎日4時間しか釣る時間が無かったから、出来るだけたくさんの沖のウィードを探したんだ。」

 

「プラクティスではラッキークラフトLV500マックス(バイブレーション)でたくさん釣った。2投目で4ポンドフィッシュが釣れたよ。プラクティスデーの1日は、あるハンプに午前8:30頃に入って午後1:00までにビッグなバイトが10回あった。そのエリアを更に釣って30匹ぐらいシェイクオフした。何匹かは本当に大きかったよ。」

「ガンターズビルでの僕のベストカラーはオーロラブラックだ。バイブレーションならクローム入りのブルーバックが効くと多数のアングラーが言っていたけれど僕は持っていなかった。僕が持っていたのはオーロラブラックだったんだ。そのルアーの背中は黒いけれど、青とクローム系の色がメインで、プラクティスでとてもよく釣れた。試合になると無風のベタ凪になってクランクベイトは効かなくなってしまったから、ヤマセンコーに切り替えて釣ったんだ。」

今年の初めの方のFLW戦はランガンの釣りに頼り過ぎていたとエーラー。最近は釣れそうなエリアを徹底的に釣ることにしている。

「いくつかの試合ではガソリンを多量に使った。あちこち回り過ぎて、プラクティスの時間が足りなくなっていたんだ。4〜5日プラクティスにあてても、実質1日分のプラクティスしか出来ていなかった。」

「僕の今の目標はいいエリアが集まっているところを探して、自分のものになるまでそこから動かないことだ。」

特筆

>エーラーはプラクティス中にラッキークラフトのクランクベイトを使っただけでなく、ラッキークラフトのロッドも使って釣っていた。「7フィートのミディアムヘビーのラッキークラフト・クランクベイト用ロッドとサンラインの22ポンド・ローストレッチラインでLV500マックスを投げた。とても遠くまで飛ばせるんだ。ローストレッチラインだとグラスからルアーを引き出すのも楽だよ。」

>ヤマセンコー用には違うロッドを使った。「ヤマセンコーで釣るときは、ラッキークラフトのプロトタイプのミディアムヘビーロッドを使ったんだ。すごくいいロッドだよ。」

 

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