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写真: Lucky Craft |
Week 45 - マイク・オートン
教訓 2005年11月7日
プロのバス・トーナメント界では、今年が真の転機となった。まず、新しいバスマスター・エリート・シリーズが発表され、そのルールやフォーマットが何度か改正された。プロフェッショナル・アングラーズ・アソシエーション(PAA)がトーナメントを作るのではないかという噂も絶えず、また、新しいFLWシリーズの発表があった。これだけの変更があり、チーム・ラッキークラフトのプロ、マイク・オートンのようなアングラー達は、難しいキャリア選択に直面することとなった。
多くのプロ達と同じく、オートンは投資効率と必要経費が課題となったが、彼は2005年シーズンに学んだことを踏まえて、2006年の選択をした。
オートンは今シーズンのツアーで、色々なゲームプランを実行するだけの時間をとることができなかった。
「トーナメントで成功する最大の鍵の一つは、ボートで水上に出る時間を多くとることだと思う。水上での時間は、地図を見たり記事を読んだりするだけでは得られない経験になる。天候の変化や水のコンディション等に適応できなければならないし、実際に経験しないとそれができない。」
「ビジネスのことがあって、今シーズンは僕に出来る限りのパフォーマンスをするのに必要な時間が無かった。しかし友達や同僚とは長い時間を共にすることが出来た。釣りに対する皆の情熱には、さらに感謝するようになった。」
「僕達みんなが直面する資金の問題や個人的な問題、家族の問題等を考えると、そのことは本当に価値がある。確かに今シーズンは、友達や同じプロ達から多くのことを学んだよ。」
ほとんどのプロ達は、試合中に失敗した日時を明確に覚えている。オートンも同じだ。
「今年の最大の失敗を一つ選ぶのは難しいけれど、そのうち2つは際立っている。実際にはどちらとも失敗ではないけれど、分かったのが遅すぎたんだ。」
「クラークス・ヒルとテーブル・ロックで僕はどうやったら釣れるのかがなかなか分からなかった。もちろん分かった頃には、もう状況を打開するには遅かった。だけどそれが僕。僕は他の人の助けを借りずに、どうやったら釣れるかを探し出すのが大好きなんだ。」
オートンはプロアングラーだが、以前からバスフィッシング業界ではビジネスマンでもある。今シーズン、ラッキークラフトが最高のルアーカンパニーに発展したと彼は感じている。
「今シーズン、ラッキークラフトが円熟する様子を間近で見られたのは本当に楽しかった。この会社が上等なワインのように熟していくのを見るのは嬉しかった。素晴らしいものになるということは分かっていたけれど、実際そうなるのを見られたことは名誉なことだ。」
「ラッキークラフトはプロスタッフと密接に新製品の開発に取り組む。他の会社と比べてこんなにも抜き出ているのはそれが理由だ。それと彼らが製品を開発する際、市場に出る前にその製品が最高のものとなるようにしている。」
オートンは今シーズン、バスマスターの試合には出ない。代わりに彼は、スポンサーやテレビ番組『クラッシック・パターン』の宣伝になるよう、FLWシリーズやその他のFLW戦に出ることにした。
「今年、キャリア上大きな決断をしなくてはならなかった。まず、出場権は持っているけれど、僕は(バスマスター)エリート・シリーズには出場しないことにした。FLWシリーズとストレン・シリーズに何戦か出場する。」
「この決断の理由は簡単。僕にとっては全てビジネスなんだ。入賞すればFLWシリーズの方が40%少ない投資で同じ金額が返ってくる。しかも、FLWシリーズなら自分のボートを4日間全部使えるからスポンサーの宣伝になる。」
「『FLWアウトドアーズ』という番組はフォックス・スポーツ・ネットワーク(FSN)で放送される。FSNは約8千万世帯に入っているから、いい成績を出してテレビ出演できたときには、もう一方の選択肢と同じぐらいの露出ができる。」
「それらに加えて、ほとんどの放送局では、僕達の番組『クラッシック・パターン』が『FLWアウトドアーズ』の後にFSNで放映される。僕や僕のスポンサーにとって、僕に関連した全てのものを宣伝するのに当たり前の連携だ。」
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