リースはAOYで高位置をキープ

スキート・リース

カリフォルニア出身のスキート・リースは、トータル16ポンド3オンスで65位に入賞し、AOYタイトルを追い続けている。欲しかった成績は出せなかったが、何とか生き延びていることに満足している。

 「今日(2日目)は昨日よりいいウェイトが出せて、トップ75でフィニッシュできた。首位ではないけれど、そんなに悪い順位でもないから、この試合結果には満足だよ。」

 「ここはいいレイクで、釣る場所もたくさんある。今週みたいに寒冷前線が入ってきて、幾晩もマイナスの気温が続いたりすると、水温が下がって釣れなくなってしまう。それでも昨日(初日)はみんな結構釣ってきた。ニシンを追いかけてバスが動き回っているから、水温が5℃でも20℃でも釣れるんだ。今日は晴天で前線通過後のパターンになって、思った通りウェイトは落ちた。」

 2日目にカムバックするため、リースには最高のリアクションベイトが必要だった。

 「(2日目)ラッキークラフト・スレンダーポインター97で2匹釣った。それとジグで2匹、フルークで2匹。だけど、初日にもスレンダーポインターは効いていたよ。」



ケリー・ジョーダン

ケリー・ジョーダンは15ポンド12オンスのバスを持ち込み、71位入賞を果たした。テキサス州ミネオラに住む彼は、初日8ポンド5オンス、2日目7ポンド7オンスをウェイインした。

 「このトーナメントは思った通りの試合になった。素晴らしいレイクになるポテンシャルはあると思ったけれど、この時期はまだまだタフだった。ウィンターパターン真っ最中だ。魚がいるエリアを見つけるのが重要だから、ガンターズビルと同じだ。魚は群れになっていて、それを見つけた人達はよく釣れる。」

 「だけど、1日は魚の群れを見つけたとしても、次の日には魚が動いて見失ってしまう。2週間後に戻って来たいね。素晴らしいレイクに巡り会ったと思うよ。ベッドに魚が上がって来る頃は最高だろう。今はまだかなりディープにいるからタフなんだ。」

 ジョーダンはラッキークラフトのベストリアクションベイトと、サウスイースト地域のローカルベイトを使用した。

 「DDポインター100でたくさんの魚を見つけたんだ。プラクティス中は本当によくバイトしてきて、今回はそういうタイプのルアーを多用したよ。魚がいればバイトしてくる。」

 「この試合はかなりクリアな水域にステイして、マッディウォーターを探しには行かなかった。マッディウォーターで釣ってきた人達もいたから、僕も行った方がよかったかもしれない。あまりにも寒くて、そんなに釣れるとは思わなかったんだ。水温が高めの場所があったんだろう。」


マイク・オートン

 ラッキークラフトのマイク・オートンはトータル14ポンド11オンスを釣り、ジョーダンに程近い78位でフィニッシュした。

 「前にこの水系で釣ったことがある。もっと北のレイクをメインにね。ジャークベイトで釣れると思っていたけれど、その通りにはいかなかった。プラクティスで本当に釣れなくて、結局はもっと釣るべきだったシャローウォーターは気にしてなかった。シャローでもっとクランクベイトを投げるべきだったんだ。それが本当に僕がやりたいことだから。ジャークベイトパターンも上手くいかなかったけれど、初日はそのまま投げ続けて、イマイチな結果だった。」

 「今日(2日目)はレイクの反対側、マッディウォーターがある方に行ったんだ。シャロークランクを使って、リック・クラン1.5でリミットメイク。結構すぐに釣れたよ。もっとプラクティスでそのパターンを試しておけば良かった。」

 クラークスヒルのようなクリアウォーターの性質についてオートンは語ってくれた。

 「晴天で風が無いと、魚を釣るのは少し難しくなる。」と2日目、9ポンド15オンスを釣って順位を戻したオートンは続ける。「風のある場所か、ステインウォーターを探すしかない。今日(2日目)僕が行った所はかなりマッディで、多くの人達が釣ってた。僕がやらなくちゃいけないことに気付くのに5日掛かったよ。」



ジョー・トーマス

ジョー・トーマスは11ポンド14オンスのトータルウェイトで、110位に終わった。

 「いいレイクだよ。昨日(初日)たくさん釣れてたしね。いいグラスがたくさんあって、僕好みのレイクだ。(プラクティス中)グラスにポインターを投げてビッグフィッシュを釣ったよ。」

 「試合中は釣れなくて、小さいクランクベイトでシャローを釣ることになった。ビッグフィッシュは全然釣れなかったよ。プラクティス中に僕が釣ったビッグフィッシュは12~14フィートのグラスエリアにいた。カバーしたエリアが少なかったのか、ルアーが通るべき所を通ってなかったのか分からない。午後になると、うまくいってないことに気付いて、僕が釣ったような小さい魚をキャッチしにクランクベイトを投げに行ったよ。」


ジェラルド・スウィンドル

去年のバスマスター・アングラーオブザイヤー、ジェラルド・スウィンドルにとってはイライラさせられるトーナメントとなった。今回の125位フィニッシュはアラバマ州在住の彼をAOYポイント3位から23位に転落させた。

 「今日(2日目)は、アングラーオブザイヤーを獲るために、今まで一番頑張ったよ。考えたり、移動したり、色々試したけれど、何にも上手くいかなかった。次のトーナメントではいい成績が出せると思うけど。」


大森貴洋

大森貴洋にとってクラークスヒル戦は、最悪なトーナメントの1つとなり、試合中1匹をウェイインして終わった。これが彼のAOY獲得のチャンスに大きな影響を与え、去年のバスマスタークラッシックチャンピオンは、1位から19位に後退した。

 「2001年に僕がアングラーオブザイヤーでリードしてた時は、後2戦残してて、すごくタイトルを獲りたかった。実現しなかったけれど。」

 「自分自身にプレッシャーを掛け過ぎたんだ。この試合が終わって、プレッシャーはなくなったし、チャンスもなくなったみたいだ。1匹しか釣れなかったからポイントも獲れなかった。昨日(初日)、8ポンドフィッシュが掛かったけど、バラシてしまって。僕の15年の釣り人生でバラシた中で、一番ビッグなバスだった。あまりバラすことはないからね。魚はいるんだけど、残念なことに食わせられなかった。魚は見つけてたわけだから、イライラするよね。これがトーナメントだよ。」

 大森はそれでも、これまで達成したことに満足しているし、冷静な目で見ている。

 「今週プラクティスが始まる前は、ポイントでリードしていることが分かってて、それが重かった。20年釣り続けてても、ポイントで首位に立ったことがなかったり、ツアー優勝もクラッシック優勝もしたことがない人達はたくさんいるから、今回のことで落ち込んだりはしないよ。自分にできるベストを尽くしたんだから満足だ。」

 


Copyright 2005 LUCKY CRAFT, INC. All Rights Reserved.