気が付くと、ラッキークラフトのプロ、ジェラルド・スウィンドルは25万ドルを懸けて釣る『スーパー6』に入っていた。スウィンドルのプラクティスは上手くいったが、プラクティス最終日の雨で水温が下がり、状況が全く変わってしまった。
「プラクティスではバックウォーターにあるウッドへのフリッピングが一番良かった。試合の前夜、冷たい雨が降って水温が約18℃に落ちた。その前の夜に比べると8℃ぐらい低くなったんだ。試合初日、スタートしてウッドを釣り始めたけれど1度もバイトがなかった。釣れてなかったウィードに行くと、キーパーが釣れた。パターンが完全に変わってしまったことに気が付いて、それからはウィードに4インチのチューブをフリップしたんだ。」
初日スウィンドルは良く釣れており、その日10ポンド以上持ち込んだのはスウィンドルを含めて5人だけだった。スウィンドルは2日目も好調で、リミットを釣った5人の内の一人となった。2日間のトータルウェイト21ポンド12オンスで、スウィンドルはトップで3日目に臨んだ。ウェイトはその後0に戻され、トップ12名はそれまでオフリミットとされていた6ホールコースを釣った。
スウィンドルは最初の2日間とはパターンが同じではないことに、すぐに気が付いた。
「ウィードで釣れるだろうと思って3日目の6ホールコースに臨んだ。だけどパターンは同じじゃなかった。そこには十分な深さのバックウォーターがなかったから、プランを変更して大きな濃いマットを釣り始めたら、ノンキーパーがたくさん釣れた。」
6ホールコースは難しかった。どきどきのウェイインが続く中、スウィンドルは最後にステージに上がり、彼の家族やファンの間で期待が高まった。スウィンドルは2匹で3ポンド9オンスをウェイインし『スーパー6』にぎりぎりで入ることになった。
しかし最終日の釣りも決して容易ではなく、スウィンドルは1匹をウェイインした。
「今日は全然釣るチャンスが来なかったような気がする。何匹かノンキーパーは釣ったけれど、僕が持ってきた1匹の他にキーパーバイトはなかった」
スウィンドルはその1匹をウェイインし、2ポンド1オンスで最終6位と、これだけタフな釣り場でとても名誉な成績を残した。ラッキークラフトが最終日には役に立ち、彼はそのたった1匹のキーパーをラッキークラフト・ガンフィッシュ95のアメリカンシャッドでキャッチした。
エリートシリーズ最終戦である次のトーナメントは、ミズーリ州テーブルロックで開催される。最終戦が近づき、クラッシックへの出場権が確実なことが分かっているスウィンドルは、優勝だけを考えている。
「テーブルロックでは優勝を狙いにいく。8~10ポンドキャッチしないと残れない。水深40~60フィートを狙うから、ドロップショットがキーになると思う。かなりのディープをとてもスローに釣る熱い試合になるだろう。