ラッキークラフトのプロでカリフォルニア出身のスキート・リースもトップ50入りしたが、トップ12に残ることは出来なかった。彼は2日目終了後10位につけており、最終日に残れることを願ったが、そうは行かなかった。彼はその理由を次のように考えている。
「ここではラージマウスを狙いに行かなかった。1日だけ見に行ったけれど何も見つからなくて、残り2日間のプラクティスはスモールマウスを探すのに使った。スモールマウスのパターンがこんなにタフになって、ラージマウスがあんなに良くなるとは思いもしなかった。」
「挽回してトップ10入りするビッグチャンスを逃してしまった。釣れるスポットを一箇所しか持っていなかったから、良くないことは何となく分かっていた。そこでかなりのビッグウェイトが出せることは分かっていたけれど、今日の曇り空にやられた。」
3日目に天気が変わり、雲が空を覆うにつれてリースのスモールマウスバイトは激減した。
「今朝出発する時に雲が出てきているのを見て、午前中は釣れなくなると分かった。少しは晴れ間が現れるかと思ったのに、今日は一度も晴れなかった。今週ずっと、太陽が出ているとスモールマウスがバイトしていた。でも今日は、曇っていてバイトが無かった。スモールマウスの釣りに関しては僕はまだまだ未熟で、状況の変化にどう対応すれば良いかあまり分かっていないんだ。」
リースはスモールマウスのパターンを解読しようと努力したが、彼らはずる賢いことが分かった。実際彼の狙っていたスモールマウスは、彼がいつも釣っているラージマウスの正反対の動きをしているようだった。
「原則的にスモールマウスは目で見てバイトするんだと僕は思う。餌を探して上を向いているから、太陽が出ている時に活性が高いんだと思うんだ。そういうときにはリアクションベイトが良く効くけれど、曇っている時にはそんなに追いかけない。ラージマウスの釣りについて僕たちが子供の頃に学んだことの正反対だ。びっくりするほどの違いだった。雲が出てくると完全にバイトしなくなるんだ。」
リースはこの試合、晴れている時にラッキークラフトを多用し、トータルウェイト40ポンド1オンスと41位でフィニッシュした。
「初日と2日目にウェイインした魚は全てラッキークラフト・ポインター100のチャートリュースシャッドで釣った。今日は曇っていたせいでジャークベイトにバイトさせられなくて、ウェイインした小さい魚はドロップショットとチューブで釣ったんだ。」