ラッキークラフトのプロ、スウィンドル、リースがトップ50入り
Bassmaster Elite Series Power Index
 
09th. SKEET REESE
 
13th. GERALD SWINDLE
 
18th. KELLY JORDON
 
25th. TAKAHIRO OMORI
 
68th. JOE THOMAS

 
 

ニューヨーク州プラッツバーグ(2006年7月18日)

100名強のアングラー達が競ったバスマスターエリートシリーズ第9戦『チャンピオンズ・チョイス』では、ニューヨークの湖は難しいということを再認識することとなった。

レイク・シャンプレーンはニューヨーク州とバーモント州の州境にある6つ目の五大湖で、490平方マイルという広大な水域だ。レイク・オナイダではラージマウスは釣り辛く、シャンプレーンでは気難しいスモールマウスに悩まされ、このノーザン・スイングはアングラー達にとって難しいものとなった。

スモールマウスで有名なこのレイクでの試合では、ラージマウスを釣るのが成功に繋がる様子で、中にはどちらを釣るか決めかねているアングラーもいた。2日目に天候が豹変したため、天気も考慮に入れたアングラーもいたようだ。

終わってみると、トップ50に何名かのラッキークラフト・プロ達が残っていた。

 
>>>ジェラルド・スウィンドル
 

ジェラルド・スウィンドルは一生懸命に頑張ったが、毎日リミットは釣れるものの、必要なサイズの魚が釣れず、精神的にも体力的にも難しい試合となった。

「こんなに疲れ切った状態で試合をしたことがない。そしてそれは、僕の選んだ釣りのせいなんだ。ジャーキング一筋で行こうと思っていたけれど、そのツケが回って来て、今日(3日目)の11時にはガス欠になってしまった。ジャーキングで釣れなくなってしまったんだ。」

スウィンドルはトップ12に入る魚が釣れると信じたジャークベイトを2つ用意していた。

ラッキークラフト・スレンダーポインター112のテーブルロックシャッドとゴーストミノーでプラクティス中釣れていた。朝テーブルロックシャッドカラーを投げて、陽が昇るとスレンダーポインター127のゴーストミノーに変える。爆釣するわけじゃないけれど、13~15ポンドの魚が1日12~15匹釣れるんだ。」

 

プラクティスと本戦最初の2日間はジャークベイトが効いていたが、試合が進むにつれて釣れなくなっていった。初日16ポンド1オンスを持ち込んだスウィンドルだが、2日目も3日目もビッグフィッシュを見つけることが出来なかったようで、少し変更を加えることになった。

「今朝はジャークベイトで1匹しか釣れなかった。それから午後に1匹見つけたけれど、それだけだった。長い1日だったよ。」とスウィンドル。

「流れが巻いているところに小さめのジグを投げたりもした。投げてから周りをドラッグする。今日それを試した以外は、この試合では全部ジャークベイトで釣った。僕が釣っていた何箇所かは風があまりにも強かったから、投げて、切れて、結んでの繰り返しで苛々してきた。」

スウィンドルは2日目に13ポンド、3日目に12ポンド5オンスをウェイイン。トータルウェイト41ポンド6オンスで、彼はこの試合を38位で終えた。エリートシリーズの試合を2戦残し、スウィンドルは現在、アングラーオブザイヤー・ポイントスタンディングで14位につけている。

 
>>>スキート・リース
 

ラッキークラフトのプロでカリフォルニア出身のスキート・リースもトップ50入りしたが、トップ12に残ることは出来なかった。彼は2日目終了後10位につけており、最終日に残れることを願ったが、そうは行かなかった。彼はその理由を次のように考えている。

「ここではラージマウスを狙いに行かなかった。1日だけ見に行ったけれど何も見つからなくて、残り2日間のプラクティスはスモールマウスを探すのに使った。スモールマウスのパターンがこんなにタフになって、ラージマウスがあんなに良くなるとは思いもしなかった。」

「挽回してトップ10入りするビッグチャンスを逃してしまった。釣れるスポットを一箇所しか持っていなかったから、良くないことは何となく分かっていた。そこでかなりのビッグウェイトが出せることは分かっていたけれど、今日の曇り空にやられた。」

 

3日目に天気が変わり、雲が空を覆うにつれてリースのスモールマウスバイトは激減した。

「今朝出発する時に雲が出てきているのを見て、午前中は釣れなくなると分かった。少しは晴れ間が現れるかと思ったのに、今日は一度も晴れなかった。今週ずっと、太陽が出ているとスモールマウスがバイトしていた。でも今日は、曇っていてバイトが無かった。スモールマウスの釣りに関しては僕はまだまだ未熟で、状況の変化にどう対応すれば良いかあまり分かっていないんだ。」

リースはスモールマウスのパターンを解読しようと努力したが、彼らはずる賢いことが分かった。実際彼の狙っていたスモールマウスは、彼がいつも釣っているラージマウスの正反対の動きをしているようだった。

「原則的にスモールマウスは目で見てバイトするんだと僕は思う。餌を探して上を向いているから、太陽が出ている時に活性が高いんだと思うんだ。そういうときにはリアクションベイトが良く効くけれど、曇っている時にはそんなに追いかけない。ラージマウスの釣りについて僕たちが子供の頃に学んだことの正反対だ。びっくりするほどの違いだった。雲が出てくると完全にバイトしなくなるんだ。」

 

リースはこの試合、晴れている時にラッキークラフトを多用し、トータルウェイト40ポンド1オンスと41位でフィニッシュした。

「初日と2日目にウェイインした魚は全てラッキークラフト・ポインター100のチャートリュースシャッドで釣った。今日は曇っていたせいでジャークベイトにバイトさせられなくて、ウェイインした小さい魚はドロップショットとチューブで釣ったんだ。」

 
>>>ジョー・トーマス

 

思い通りの成績が出せなかった時でも、トーナメントを楽しむことは出来る。ラッキークラフトのプロ、ジョー・トーマスがやったのは、まさに『楽しむこと』だった。

「負けても楽しむことはできる。ここ2週間でたくさんの魚を釣ることができて素晴らしかった。ジャークベイトでたくさん釣れて、とても楽しかったよ。」

トーマスはリース同様、レイク・シャンプレーンでラッキークラフトを多用した。あまりにも釣れていたので、彼は友達にもルアーを渡して薦めたほどだ。

「シャンプレーンでのメインルアーはラッキークラフト・スレンダーポインター112のオーロラグリーンパーチだった。間違いなくこのルアーが一番釣れていた。あるエリアでは他に二人のアングラーが一緒で、その内の一人にはスレンダーポインターを1つあげたんだ。そのぐらい効いていたよ。この時季良く釣れるルアーで、良く効く色だ。水の中では本当に生きているように見える。魚はバイトせずにはいられないんだ。」

みんな、オナイダとレイク・シャンプレーンは同じ様な釣りになると思っていたが、トーマスは今回その2つのレイクの違いに気が付いた。

「オナイダでは等高線に変化が無くても、はっきりしたウィードラインに魚がいた。シャンプレーンでは、まばらなウィードのハンプの上に魚がいた。水深約16~17フィートにハンプと薄いまばらなウィードがあるところに魚がいるんだ。魚は水深9~11フィートにいて、水深約4~5フィート地点でルアーにヒットしていた。

トーマスは2日間のトータルウェイト25ポンドで61位フィニッシュと50位入賞に少し足りなかった。しかし、それでもトーマスは楽天的で、次に釣るチャンスを楽しみにしている。

「魚はたくさん釣ったんだ。ちょっと足りなかったけれど、僕が釣っていたエリアにいた魚は全部釣り切ったと思う。ポジティブに考えなきゃいけないときもある。入賞していればもっと笑っていられるんだろうけれど、いい試合だった。」

 
>>> ケリー・ジョーダン
 

2日間のトータルウェイト24ポンド13オンスで、トーマスのすぐ下にケリー・ジョーダンがいた。ジョーダンは他のラッキークラフトプロ達とは逆にラージマウス狙いに心を決めた。ジョーダンがラージマウスを釣ることにしたタイコンデローガまではロングドライブとなった。

「2日間のプラクティスが終わって、下(タイコンデローガ)で釣ることに決めた。必要なバイトが来なかっただけなんだ。昨日(初日)はビッグバイトが全然来なかったけれど、キーパーはたくさん釣れた。今日は5ポンドフィッシュが釣れたのに、それ以外は2ポンドフィッシュしか釣れなかった。」

「あれだけ遠くまで走って、いいバイトが少ないと辛いよ。始めは毎日2匹のビッグフィッシュが釣れると思っていたけれど、実際は2日間で1匹だった。」

ジョーダンは約1ポンド差でトップ50入りを逃し、悔しい思いをした。必要な魚を見つけるのは難しかったようだ。

「水位がとても高くてタイコンデローガ付近はウィードが少なかった。そのせいでウィードで釣れなかったんだと思う。魚はいるんだけれど、ビッグフィッシュを見つけるのはすごく難しかった。見つけたアングラーもいたけれど、ビッグな20ポンドバッグは下からは出なかった。」

ジョーダンはラッキークラフト製品で、スモールマウスを何匹かキャッチした。南へのロングドライブをせずにスモールマウスを狙うことも出来たが、彼はラージマウスに賭けた。

「僕はラッキークラフト・ポインター127のゴーストサンフィッシュとゴーストミノー、それにフラッシュミノー110のアメリカンシャッドを投げてスモールマウスを釣った。近くで釣ってスモールマウスを狙うこともできたし、そうすればウェイトももっと良かったに違いない。でもそうしても優勝は出来ないし、2位で終わりたくはない。だから走って、下でラージマウスに賭ける事に決めたんだ。」

 
>>>大森貴洋
 

ラッキークラフトの大森貴洋にとってタフな2週間となった。自称シャローフィッシャーマンの彼とって、これらのディープな釣り場は厳しいものとなった。

「特に夏場、シャンプレーンのようなナチュラルレイクでどこに魚がいるのか見つけるのは僕には難しい。最近はディープウォーターの試合が続いて、努力はしているけれど結果は出ていないんだ。」

ラッキークラフト・ポインター78のゴーストミノーの前と後ろに、がまかつの赤いフックを付けて、スモールマウスを狙って岬を釣っていた。魚がいることは分かっているのに、この試合では見つけられなかった。」

大森はトータルウェイト22ポンド12オンスと85位でフィニッシュしたが、来週は取り戻すチャンスがあるかもしれない。彼は3年前にバスマスタークラッシックで優勝したレイク・ワイリーに向け南に移動する。大森はこの湖を知っているが、簡単には行かないことも分かっている。

「レイク・ワイリーにはとてもいい思い出があるから、ポジティブに考えていって、ノースキャロライナでいい成績が出せることを願うよ。楽しみだけど、気をつけなくちゃいけない。まだ分からないけど、レイク・ワイリーは僕が最後に釣ったときと大きく変わってるかもしれない。ラッキークラフトBDSシリーズで釣れるといいな。」

「この時季どこへ行ってもディープで釣らなくちゃいけない。ワイリーで優勝したのは、僕が好きなシャローで釣れたからだ。この時季レイク・ワイリーはもっとディープで釣れる可能性があるから、オープンマインドで行くよ。」

 

Provided by Cox Group

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