ジョーダンとリースがトップ12入り
アングラーオブザイヤータイトル争いには3名のラッキークラフトプロが絡む
Elite Series Power Index
 
09th. KELLY JORDON
 
11th. SKEET REESE
 
12th. GERALD SWINDLE
 
14th. TAKAHIRO OMORI
 
67th. JOE THOMAS
   
2006 Bluegrass Brawl 6/15-6/18
 
Kentucky Lake, Ky.
 
Standings Day 4
 
Elite anglers
 
01th. MORIZO SHIMIZU
 
04th. SKEET REESE
 
11th. KELLY JORDON
 
>>>スキート・リース

ケンタッキー州ケンタッキー・レイク(2006年6月19日)

6名のラッキークラフトプロが挑んだ2006年バスマスター・エリートシリーズ第7戦。このケンタッキー戦での成功の鍵はディープレッジだった。

ケンタッキー・レイクとレイク・バークレーの両方を釣るこの試合は、多くのアングラーにとって難しいものとなった。雲が出てきて気温も変化し、コンディションにも変化が表われた。最終日には雷雨がプロ達を襲い、中にはしばらく避難したアングラーもいた。変化するコンディションの中での難しいディープウォーターでの釣りとなったが、ラッキークラフトのスキート・リースは4位に入賞を遂げ、アングラーオブザイヤータイトル争いに絡んでいる。

とてもタフなプラクティスの後、リースはパターンを見つけ、2日目に16ポンド8オンスをウェイイン。それは3日目のトップ12カットに十分過ぎるウェイトだった。

「プラクティスを考えると、この試合でこの成績を出せるなんて思いもよらなかった。」とカリフォルニア州オーバーン出身のリースは言う。「プラクティスで一番良かった日で、トータル11ポンドぐらいだったと思う。酷いプラクティスだった。」

 
 

「試合中は魚がいると分かっているエリアをいくつか回った。ビッグな魚はいなかったけれど、バイトはあった。少しずつ、キーになるエリア2箇所に絞り込んだ。もう少し早くその2つのエリアに絞り込んでいたら、初日に16か17ポンドウェイインできていて、優勝争いをしていたかもしれない。」

リースは最終日に残り、4位でこの試合を終えた。釣り以外のことが頭にあったにしてはいい成績だ。

「文句はない。今日この場にいるとは思わなかった。特に僕の妻のキムが明日計画出産することになっていたからね。僕は今週かなり情緒不安定で、落ち着こうと必死だった。僕の子供の誕生を絶対見逃したくはないと思いながら試合を戦うのは大変だった。」

「もしキムが今日出産ということになっていたら、僕はどうしたらいいのか分からなかった。キムが決めたんだ。彼女は僕にどうしても試合に出て欲しかったけれど、難しい決断だった。僕達の子供の誕生とこの試合が終わるのがあまりにも近いことが分かっていて、僕の頭の中は葛藤していた。歳を取るのと白髪になるのを少し早めたと思うし、キムもこの後白髪が少し増えているはずだ。」

しかしリースは子供の誕生を見逃すことなく試合を終えた。家にいる家族のこと以外にも、リースは試合中何を投げるかにも集中しなければならなかった。クランクベイトでバイトさせられず、リースは別のテクニックを使った。

「ラッキークラフト・フラットCB D-12D-20をたくさん投げたけれど、今回はクランクベイトへのバイトは全く来なかった。努力不足じゃない。この試合には48個ぐらいD-20を持ってきて巻きまくったのに釣れなかった。それで僕は正反対の釣りをすることになった。ほとんどの魚は8ポンドラインにパワーワームでのドロップショットで釣ったんだ。この試合でドロップショットで好成績を出したのは僕の他に数人しかいなかったはずだ。」

リースは他の100名のプロと共に、次のエリートシリーズ2戦――オナイダとレイク・シャンプレーンのためにニューヨークへ移動する。リースはケンタッキーで使ったのと同じテクニックを使うことになるかもしれない。

「レイク・オナイダは良く知らないけれど、聞いた話によると、ラッキークラフト・サミーやドロップショットをまた使うことになりそうだ。オナイダではこの2つのうちどちらかで釣れると思う。その後レイク・シャンプレーンではスモールマウスの釣りを楽しめる。スモールマウスは獰猛だからね。スモールマウスは得意じゃないから不安だよ。北のレイクで釣りをすることがなかったから。ニューヨークに行くのを楽しみにはしているけれど、ここでいい成績を出せてよかった。これで次の2戦のための貯金ができた。

 


 
>>>ケリー・ジョーダン

ラッキークラフトのケリー・ジョーダンもまたトップ12入りし、トータルウェイト52ポンドで11位に入賞した。ジョーダンもリース同様にアングラーオブザイヤー争いから外れておらず、この試合後1つ順位を上げて10位につけている。

ジョーダンは初日17ポンド12オンスを持ち込み、5位と好調な滑り出しを見せた。

「トーナメント初日は最高だった。ほとんどの魚はスプーンで釣ったけれど、だんだんそれも効かなくなってきた。試合が進むにつれて魚の活性が低くなってきたけれど、初日はすごく良かった。ほとんど毎キャスト、スプーンに魚がリアクションするんだ。それが僕のパターンだったから、バイトが無くなってきてすごく困った。ビッグフィッシュがたくさん釣れるパターンだったんだ。初日僕が釣った一番浅いところは23フィートぐらいだったけれど、ほとんどの魚は約33フィートで釣れた。」

 

ディープを釣っていたのはジョーダンだけではなかった。実際、ディープレッジを釣るのがヘビーウェイトへの道だとみんな分かっていた。しかしジョーダンは最終日少し釣り方を変え、嵐から避難しつつシャローを釣った。

「今日は変更してレイク・バークレーにボートを走らせ、もっと浅いところを釣る事にした。たくさんのノンキーパーと1匹のキーパーをトップウォーターで釣った。沖に戻って更に2匹のノンキーパーを釣って、それからナイスな3.5ポンドフィッシュを釣ったけれど、嵐が来て1時間ぐらい岸際に戻ったんだ。かなり酷い嵐だった。嵐が過ぎてからまた沖に出てディープを釣り、更に2匹キーパーを釣った。」

ジョーダンは最終日、4匹をウェイインし8ポンド15オンスと優勝には手が届かなかったが、十分なウェイトを出したため気分は良かった。

「今回はとてもいい成績だったし、アングラーオブザイヤーレースのためのいい基盤になった。前回の試合では少し基盤を失ってしまったからね。いい気分だよ。こういうレイクで沖を釣るのが僕は大好きなんだ。このレッジの釣りは決断とその時に最適なルアーを持っていることが大切。でも今日みたいな天気だと、僕が釣っていたようなとてもディープにいる魚が狂ってしまう。もっとサスペンドするし、シャローのレッジにいる魚よりもっと信頼できなくなる。あれだけディープにサスペンドしている時はストラクチャーも少ないし、食い気のある魚の目の前にルアーを持っていき辛い。でも総合的には僕はこの10位フィニッシュに満足しているよ。



 
>>>ジェラルド・スウィンドル
 

ラッキークラフトのジェラルド・スウィンドルはトップ12入りを逃し、トータルウェイト39ポンド10オンスと22位で3日目を終えた。オクラホマを後にし、スウィンドルは今回の試合もディープの釣り場だと分かっており、彼は集中して沖を釣らなければならなかった。

「ケンタッキー・レイクの釣り方には2通りある。前回のオクラホマ戦で僕は岸際を釣る事にしたけれど、良く釣れていたのは沖だった。ちょうど岸から離れたところを釣らなければならない時期だったけれど、オクラホマではまだ岸際で釣れると思ったんだ。苦しい教訓を学んだよ。」

「だからケンタッキーでは沖のディープレッジ、リバーチャンネル、そしてクリークチャンネルを釣る方がいいと思い込んで3日間見つけられるだけのものを見つけようとしたんだ。時間が掛かるから、時間を出来るだけ多く使うために日の出から暗くなるまでプラクティスした。アイドリングで進んだり、魚探とにらめっこしたり、マーカーをうったりというようなことにたくさんの時間を使うんだ。岸際をうつのと違って、終わりの見えない長いプロセスだ。」


 
 

厳しいプラクティスが終わり、スウィンドルは自分のゲームプランから外れずに沖を釣ることの大切さに気が付いた。彼は早朝パターンを見つけてやり通し、それが成功に繋がった。

「3日間プラクティスをして試合が始まったら、早朝のバイトに関して気付いたことがあった。朝の最初の2時間がとても重要だったんだ。クランクベイトにバイトしてくる魚はとても攻撃的で7~8匹釣れるし、1~2匹はいいサイズだったりする。ラッキークラフト・フラットCB D-20のチャートリュース・ブルーバックをローライトの時に投げて、更に少しソフトな色のテーブルロックシャッドカラーを8時ぐらいに投げるんだ。」

「体力的に一番厳しいトーナメントだったと思う。自分に厳しく沖を釣り続けて、それが効いた。その点では自分で良くやったと思う。沖を釣っている人が優勝すると分かっていて、実際そうで、沖を釣って良かったと思う。残念なことに僕にはビッグバイトが来なかったから、僕が勝つチャンスはなかった。」

スウィンドルは現在、アングラーオブザイヤーで8位にランクしている。彼はまだトップ10に残っていることに安心したが、それと同時に順位が上がらなかったことにはがっかりしている。ポイントにあまり拘り過ぎずに、目の前の試合に集中し、一試合一試合釣るだけだとスウィンドルは言う。

「この時期北では、まだフラットでスポーニングしているスモールマウスがいるし、サミーガンフィッシュでのトップウォーターバイトもいい。それをとても楽しみにしているんだ。風が吹いていればスピナーベイトをオープンフラットで超早巻きして釣れる。早く北に行ってドロップショットとチューブでディープを釣る気満々だ。」

 
>>> 大森貴洋
 

同じく3日目のトップ50に残ったのはラッキークラフトの大森貴洋で、彼は初日と2日目にに5匹のリミットを釣り、3日目に駒を進めた。トップ50には残ったものの、彼はシャローの釣りを好む。しかしながら2週間前のグランド・レイク戦と同様に、ケンタッキーも彼の好みとは正反対の釣りとなった。

「全般的には良かったと思う。ただこの試合は僕好みの試合じゃない。シャローを釣っている方が好きだけれど、ここはシャローウォーターの釣り場じゃない。魚は水深20フィート以上のところにいた。」

大森はこの試合のトータルウェイト27ポンド6オンスで、3日目を50位でフィニッシュ。最初の2日間はリミットメイクできたが、3日目は2匹しかウェイインできなかった。

「ベストを尽くしたけれど、今日は2匹しかウェイインできなかった。ディープの魚をどうキャッチすればいいか分からなかった。次からの北のレイクでの試合ではもっと釣れるといいけど。このディープウォータートーナメントから早く抜け出して、北のシャローにいるスモールマウスを見つけたい。」




 
>>> ジョー・トーマス

2日間トータル13ポンド13オンスで80位フィニッシュと、数年前に釣ったことのあるこのケンタッキー・レイクとレイク・バークレーで、ジョー・トーマスはパターンを見つけることができなかったようだ。

「ここは苦手なんだ。何かヒントがもらえれば良かったんだけど。レッジがキーになると言うことは知っていた。プラクティスの3日間、レッジにクランクベイトもジグも投げたけれど、全然ダメだった。自信のあるエリアを持っていないと本当に難しい。今日はあちこち走り回って、小さいのしか釣れなかった。実は今朝岸際を釣っていて、ラッキークラフト・ガンフィッシュ115(MSアメリカンシャッド)で釣ったんだ。」

「レイク・バークレーまで走って数年前に釣ったことのある場所に行ったんだ。岸際でビッグフィッシュが釣れると気付いたからね。それからまたレッジに戻ったんだけど、最後までバイトは来なかった。」

トーマスが望んでいた結果ではなかったものの、彼が頼りにしている ルアーのラッキークラフト・ガンフィッシュ115の活躍には満足している。

「最近よく使っているルアーで、とてもよく釣れるんだ。ラッキークラフト・サミーとはちょっと違う。ガンフィッシュには大きな音を出す玉が一つ入っていて顔が凹んでいるから、ラトル音じゃなくてコツコツという音を出すんだ。向きを変える度にそのフラットな顔が水を押す。サミーは滑るように動いてラトル音を出すけれど、なぜかステインウォーターではガンフィッシュの大きなコツコツという音とフラットな顔の方が効くんだ。みんなガンフィッシュを見過ごしている。もっと多くのアングラーが使うべきだ。」


ニューヨークではトーマスはいい経験も悪い経験もしたが、気温が低めのノーザンウォーター2ヶ所では楽しい釣りになると思っている。

「ニューヨークが好きだし、いい成績も出してきた。でもオナイダは得意じゃない。そこでのオープントーナメントに何度か出たことがあるけれど、1日はとても良く釣れる日があったとしても、2~3日間それを続けられない。新鮮な気持ちで臨むことにするよ。ノースを釣るのが大好きだ。スモールマウスを釣るのが好きだし、すごく楽しいものになると思う。ジャークベイトがキーになると思う。ラッキークラフト・ポインター100スレンダーポインター112を僕は頼りにすると思う。ノースのレイクではチャートリュース・シャッドとテーブルロックシャッドがいつもいいね。」

 

Provided by Cox Group

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