バスマスターメジャー開幕戦でリースが5位に
スウィンドルとジョーダンはトップ12に少し届かず
 
 

テキサス州フォートワース(2006年5月22日)

今週行われたバスマスター・メモリアル・トーナメントでは、世界のトップアングラー55名が25万ドル以上の賞金を掛けて戦った。

この試合は今シーズン3試合あるメジャー戦の初戦だ。このバスマスター・メモリアルは、BASSの最初の会員で第2回バスマスタークラッシックの優勝者でもあるドン・バトラーに敬意を表している。この4日間に渡るトーナメントは、屋内でのウェイイン、ESPNアウトドアエキスポ、ESPN2での同日放映と、バスフィッシングの『スーパーボール』であるバスマスタークラッシックに倣っている。

 
>>>スキート・リース

試合の最初の2日間はイーグルマウンテン・レイクで行われた。3日目、トップ12名が、そして最終日には『スーパー6』がベンブルック・レイクでの6ホールコースを回った。その最後の2日間を戦うアングラーの中にスキート・リースもいた。最初の2日間のトータルウェイト26ポンド3オンスを持ち込み、リースは3位で3日目に進出。しかしウェイトは0に戻され、トップ12名は3日目を改めてスタートさせた。

イーグルマウンテン・レイクもベンブルックも低水位とボートで混み合った中での釣りとなったため、苦しんだアングラーは多かったが、リースはそのプレッシャーにも関わらず魚を見つけているようだった。




 
 

「イーグルマウンテン・レイクに55艇のボートは多過ぎだ。」とカリフォルニア出身のスキート。「ビッグフィッシュも釣れていたし、15~16ポンドを持ち込んだアングラーも何人かいたけれど、僕に釣れた魚で僕は満足だ。ベンブルックも違う意味で面白いレイクだった。あまり魚が濃くないんだ。」

この試合ではルアー選択がとても重要だったとリース。何をいつ投げるかを決めるのが難しかったようだ。

「最初はイーグルマウンテン・レイクならトップウォーターバイトがいいと思っていたけれど、そうじゃなかった。次にシャロークランクで釣ろうと考えたけれど、それも上手く行かなかった。イーグルマウンテンで僕が釣った魚は全て3/8オンスと1/2オンスのブラウン&パープルジグで釣ったんだ。」

「朝一は3フィート以下のシャローにあるロック周りをジグで釣って、陽が昇ったらボートドックに移動した。3日目(ベンブルック・レイクで)ブラック&ブルーの5/8オンスジグで1匹キーパーを手にして、それ以外は全部、シェーキーヘッドスタイルのワームで釣った。」

両方のレイクでいい釣りを展開し、リースは満足だった。あと一つだけ足りなかったものはあったが。

 

 


「トーナメント全般に対しては満足している。成績が良かったから、この試合がポイントに関係していると更に良かったんだけど。いい賞金は獲れたけどね。」

リースは3日目に10ポンド9オンスを、最終日に3ポンド11オンスをウェイインし、総合5位でこの試合を終えた。

 
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
 

ジェラルド・スウィンドルは2日目、トップ12に惜しくも届かず、19位でトーナメントを終えた。5ポンド2オンスと初日は苦しんだが、スウィンドルは2日目5匹のリミット、12ポンド13オンスをウェイインし持ち直した。カットには残れなかったが、スウィンドルは自分で良くやったと思っている。

「試合初日、釣り始めて3分の間にラッキークラフトBDS2でキーパーを1匹釣って、スピナーベイトでももう1匹キーパーを釣った。いいスタートを切ったと思ったよ。だけど次の一匹が釣れたのは11時になってからで、フロッグを使わなきゃならなかった。流れが悪い方向に向かい始めたんだ。ビッグフィッシュを狙い続けたけれど、上手く行かなかった。」

小さいレイクを大勢で釣ると、他の人が投げていないものを使った方がいいこともあって、釣るのが難しくなる。この謎を解けばグッドリミットをウェイインするチャンスが大きくなり、スウィンドルはそれを実行した。

「今日(2日目)僕が釣ったエリアは昨日と同じところもあったけれど、スローダウンしたんだ。そうするとバイトは増えたんだが、ボートドックを釣っている人があまりにも多かった。僕と同じボートドックを他に6人も釣っているから、『みんなが投げていないのは何だろう』と考えた。それで僕がたどり着いたのがチューブだった。誰も投げていなかったんだ。そしてリミットメイクできた。」

スウィンドルは2日目が始まる前にトップ12入りは無理だと確信していたが、違う目標を持っていた。頑張って賞金を獲ることだ。

「今日(2日目)の結果には全然がっかりしていない。自分へのダメージは昨日与えつくした。今日僕の頭には一つのことしかなかった。それは順位を上げて賞金を獲得すること。現実的に、初日5ポンドの差で賞金圏外だった。20ポンドぐらい釣らないとカットに残れないと思ったし、今日15~16ポンド釣るのはこの湖では難しいと分かっていた。今日は10ポンド釣って賞金を獲る、これだけを目標にして釣りに出た。不可能なことをしようと思わずに、少し順位を上げたかっただけなんだ。」

 

 

 

 

 

 
>>>ケリー・ジョーダン
 

ケリー・ジョーダンも同じくトップ12入りを逃した。実はスウィンドルとタイの19位だったのだが、彼のトーナメントはスウィンドルとは正反対のスタートだった。ジョーダンは初日15ポンド6オンスを釣って3位と、首位との差はたった1ポンドちょっと。しかし天候の変化によりバイトも変わり、イーグルマウンテン・レイクはタフになった。

「初日の朝はトップウォーターのスポットに入れなくて、トップウォーターの魚は釣れなかった。だからボートドックの周りにジグを投げてほとんどの魚を釣った。基本的には一日中そればかりだった。釣れていなくて、一匹しか持っていなかったんだ。」

「でも午後1時頃べた凪になってからは、ビッグフィッシュがかなりタイトにつくようになった。それで僕は2匹のナイスフィッシュをキャッチすることに成功した。1匹は6ポンド11オンス、もう1匹は6ポンド12オンスで、立て続けに釣れたんだ。」

しかし爆発的な初日が終わって天候が変わり始め、ジョーダンは彼の知る全てのことを試したが、テキサスバスをバイトさせることはできなかった。

 

「今日(3日目)は風が強くて、バイトがすっかり変わってしまった。昨日のように無風で暑い時には、魚は活性が上がって、どこにいるか見えるから釣り易い。オープンウォーターではシャッドもタイトな塊になるから、バスは活性が上がるんだ。でも今日は風が強くなって、バスはシャローでアクティブになり、シャッドも少し散らばってしまった。」

「今日はとにかく釣れなかった。一生懸命釣る努力はしたけれど、まる1日かけてキーパーは1匹しか釣れなかった。本当にタフだったよ。だけど総合的には素晴らしい試合だったし、ここにいるのが好きだと思った。」

 
>>> 大森貴洋
 

テキサス在住の大森貴洋は2日間で13ポンド15オンスと、この試合を36位でフィニッシュ。天候に左右されたアングラーもいた中、大森にとっては混み合ったレイクが問題だったようだ。

「初日僕はキーパーを3匹釣った。チャートリュースブラックのラッキークラフトRC1.5を投げていたんだ。とにかくボートが多くて自分の釣る場所を確保するのが大変だった。初日出来るだけのことはやって3キーパー、7ポンド13オンスキャッチしたんだ。」

「今日(2日目)は新しいエリアに行ったけれど、ビッグバイトは来なかった。他のみんなと同じで、ボートドックの周りを釣っていたんだ。2フィートぐらいのシャローにステイしてクランクベイトを投げた。ビッグフィッシュをキャッチする方法が見つけられなかったよ。」

大森は2日目4匹を持ち込んだが、6ポンド2オンスでトップ12入りするには足りなかった。3日目には進めなかったが、彼はメジャーの試合に対してとても期待していて、ノースキャロライナ州のレイク・ワイリーで行われる次のメジャーを楽しみにしている。

「こういうトーナメントを僕らはずっと待っていた。少人数で、エントリーフィー無しで、大金を懸けて釣るという形のトーナメントを。こういう機会を持ててすごく嬉しいし、これが僕達の未来であることを願うよ。」

 
 

 

 

 
 

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