リースとスウィンドルが最終日へ
ストーンは惜しくもトップ25入りならず
フロリダ州キシミー (2006年2月26日) ラッキークラフトのプロスタッフであるスキート・リースとジェラルド・スウィンドルは、両者ともレイク・トホで開催された今年のバスマスター・クラッシック最終日にキャリア上最高額の賞金を手に入れるチャンスがあったが、僅かに手が届かなかった。マーティ・ストーンもいい試合をしていたが、トップ25に残ることができなかった。
スキート・リース Skeet Reese
リースは10位で最終日を迎えた。トップとの差は14ポンド5オンスだった。ホームランを狙って、攻めの釣りをするのが彼の性分だし、今回も彼はそうした。リースは3日間のトータル30ポンド6オンスで24位となり、その賭けには負けてしまった。

「リミットを釣りに行って、もう少し賞金を獲ることもできたけれど、それじゃクラッシックに出る意味はない。ビッグフィッシュを狙うというゲームプランに拘って釣りをしたんだ。今日は新しいところを何箇所も釣った。一度も釣ったことがないところを。リリーパッドや水深2~3フィートにいるポストスポーンの魚を探していたんだ。勝つためにはビッグリミットを釣るしかないと思った。」

「もう少しバンクを釣ればよかったかもしれないと思った。オスを狙って10~11ポンドのリミットを釣ることもできたけれど、そうしたからってあまり変わらない。意味が無いんだ。」

2日目が終わり、リースは自分の釣っていたエリアは正しいと分かった。同じエリアで首位にいる選手たちを何度か見かけたからだ。

「僕はいつも優勝できる魚の近くにいるのに、どうしたら釣れるかがイマイチ分からない。どんな種類のカバーに的を絞ればいいかは分かったような気がする。」

「魚は僕の予想に反した反応をした。試合が始まる前はベッドの魚がキーになると思っていた。実際にはスポーニングは終わっていて、魚はベッドからいなくなっていたんだ。」

バスマスタークラッシックが2月の終わりに行われたのは今回が初めてだった。今年ビッグウェイトの記録が次々と塗り替えられ、クラッシックというトーナメントは、その姿をがらりと変えた。この変更によってBASSは良い方向に向かっているとリースは考える。

「特に金曜日にあれだけのビッグフィッシュがウェイインされたことに観客はかなり白熱したはずだ。プレストン(・クラーク)の見事な11ポンドフィッシュで 期待が高まったことは確かだ。観客はビッグフィッシュが持ち込まれるのを楽しんでいたし、これからはビッグフィッシュ記録を破るような釣り場で開催されることになると思う。アングラーにとっても、ビッグリミットが釣れるところで試合ができるのは嬉しいよ。」

BASSは2006年シーズンに向けて大幅な変更をした。これまでのようにレギュラーシーズンを4月や5月に終わらせるのではなく、今年のエリートシリーズは試合数も多く(11試合)長期に渡る(9月に終わる)。新しいスケジュールにスキートの熱意は頂点に達した。

「これから始まるシーズンがとても楽しみだ。アングラーオブザイヤーを獲る選手は儲かるよ。これ以上は無いぐらいだ。3~4試合いい成績を出しても今年はタイトルを獲れない。何試合も好成績を出さなくてはいけないし、様々なコンディション、気候、季節を釣ることになる。」

「その人はツアープロの中で最もバーサタイルな選手だろう。正直言って、前線が入ってきた時にどうなるのか僕には分からない。僕の一番好きな季節はプリスポーン、スポーニングタイム、そして春の釣りだ。好きな理由は僕が一番釣りをする季節だから。けれど、僕は他の釣りも色々できると思う。北カリフォルニアで育って、スーパーディープのストラクチャーやサマーパターンを釣ってきた。だから僕はあらゆる環境での釣り方を知っているし、嫌だと思わない。」

 
>>>ジェラルド・スウィンドル Gerald Swindle

アラバマ州在住のスウィンドルはリースと同じ様な順位につけていた。最終日にビッグリミットを釣らなければ首位に追いつけない。彼はギャンブルに出なければならず、それは彼にも分かっていたが、彼が何をしたかは大きな疑問だ。

厳しい初日の後、スウィンドルはスローダウンし、2日目18ポンド6オンスを釣ることに成功。45位から19位に順位を上げた。しか し努力は報われず最終日はノーバイトとなり、25位でフィニッシュした。.

スウィンドルは自分の成績にがっかりしていない。彼は試合の途中でアジャストして最終日まで駒を進めることができたのだ。

「初日は下の方へ行ってリリーパッドを釣ればよかったのかもしれない。優勝できると思われる場所を釣ったんだけど、残念なことに優勝できなかった。レイク・キシミーまで行けばよかったのかもしれない。でもやり直すとしたら、初日もっとスローダウンしていたかな。」

「走り回れば(最終日)簡単にリミットは揃えられた。でもそれじゃどうしようもない。15位だったとしても、トップ10に入らないと賞金は変わらない。行くしかないよね。優勝したいならノーフィッシュを覚悟しないと。2~3匹ビッグフィッシュが釣れれば優勝だ。努力はしたけれど、僕には釣れなかった。」

スウィンドルはスローダウンすることについて語った。そうすることによって彼は2日目持ち直したのだ。

「この試合ではメンタルな部分で勝たなければならなかった。初日は必要な魚を釣るのに十分なだけ、精神的に上手くスローダウンできなかった。2日目僕はリラックスして釣りをスローダウンさせた。何匹か釣れると自信が出てくる。それが大きく影響するんだ。」

スウィンドルもクラッシックが何ヶ月か早まったことと、それがアングラーにどう影響するかについて、彼の考えを語った。

「今回のクラッシックは大成功だったと思う。記録は破られるためにあるし、クラッシックがこの時季に開催されればその可能性が出てくる。ポイントに関係のない試合でシーズンをスタートさせるのはいいと思う。初戦でウォームアップできていないとポイント争いで追いつけなくなるからね。」

2004年バスマスター・アングラーオブザイヤーのスウィンドルは今年2度目のタイトルを狙う。長くなったシーズンとタイトルを獲るのに何が必要かについてこうコメントした。

「テストになるだろう。長期戦になるし、更に大変になるけれど、ビッグフィッシュを釣るには今までで最高のスケジュールだ。今年はアングラー達の中に潜む子供の部分が出てくるだろうね。ビッグウェイトが期待できるトーナメントがいくつかある。アングラーはそれを望んでいるんだ。バラエティに富んだ釣り場を回るからいいね。春にスタートして秋に終わる。トップウォーターもディープクランキングも、他にも色々使うことになる。それだけ色んなルアーを使うチャンスはなかった。」

「AOYを獲るためのキーはバランスをとることだろう。9月までに疲れてしまうと、最後の2試合で成績を出すのが大変になる。そして(ミズーリ州)テーブルロック戦でシーズンが決まる。クラッシック出場がそこで決定するんだ。全試合でトップ10入りする必要はないけれど、ほとんどの試合でトップ25に入っていないとAOYは獲れない。

 

 

 

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