ラッキークラフトのスキート・リース
バスマスタークラッシックで準優勝

リース、数オンス差でクラッシックタイトルに手が届かず
スウィンドル、2日目終了後失格に
  2007 Bassmaster Classic -Day 3 standings
 
02th
Skeet Reese
 
36th
Takahiro Omori
 
38th
Rick Clunn Presented by Bass Pro Shops
 
44th
Kelly Jordon
 
45th
Gerald Swindle
>>>スキート・リース Skeet Reese
 
アラバマ州バーミンガム(2007年2月28日)

ラッキークラフトのプロ、スキート・リースにとって、この試合は『本当に惜しい』ものだった。たった数オンス差で、クラッシック初優勝に手が届かなかったのだ。リースはプラクティスから試合まで天候の変化に上手く対応し、ケビン・バンダムをかわして初優勝を遂げるだろうと思われていた。しかし、48ポンド4オンスというトータルウェイトは優勝に僅か足りず、彼は準優勝という成績を喜ぶことができなかった。

「優勝争いをする時には2位のことなんて考えたくもない。トーナメントフィッシングは他のスポーツとなんら変わりは無い。勝つことが目的だ。最終日優勝を懸けて釣っていて本当にエキサイトしていたし、ケビン・バンダムとの一騎打ちを楽しみにしていた。今日彼を負かすことが出来たら、世界一に勝てると思った。」

   
8度目のクラッシック出場で、リースは自分の目標の一部を達成した。45ポンド4オンスでバンダムは3位、リースは3ポンド差でバンダムを押さえて2位となったのだ。

「彼には負かされることのほうが多いから、今日は少しやり返すことができた。でもやっぱり2位は辛い。バスマスタークラッシックで優勝するチャンスは滅多にないから。」

リースはチャンスを逃したわけではなく、自分のベストを尽くした。いい釣りをしたし後悔はないと彼は言う。

「ただ単にボイド(・ダケット)に完敗だ。最終日に6.5ポンドフィッシュを釣れば、しかもこのレイクで、この試合でそれをやったら、自分の思い通りだ。」

この試合でリースは、グリーンパンプキンのチガークローに1/2オンスのシンカーを付け、フリッピングスティックに25ポンドのフロロカーボンで釣っていた。彼はラッキークラフトの新製品、SKTミニでもキーパーを1匹釣った。

  S.K.T. Mini Series ~Skeet Reese Model~
S.K.T.Mini MR
Length: 2"
Weight: 3/8oz
S.K.T. Mini DR
Length: 2"
Weight: 3/8oz

 
   

カレントを釣るのが彼の成功のカギだったが、固執しないことも重要だったとリース。

「僕はパワーフィッシングをして育って、岸際を釣るのが好きだ。この湖の立ち木とレイダウンを見て、簡単だと思った。1日に釣れるだけのレイダウンを釣ることができる。僕は初日にそうしたけれど、魚の居場所を見つけるのには思ったより少し長く掛かった。日によっても違った。一つだけコンスタントだったのは、釣りたい魚を釣るにはメインのカレントを釣っていないといけないことだった。」

 
>>>大森貴洋 Takahiro Omori
 
レイ・レイクを初めて釣ることになったのは、ラッキークラフトプロスタッフの大森貴洋だ。クラッシックでのゲームプランを見つけるために大森は、オフリミット前にこの湖で12日間を費やした。

「初めてのレイクだったから出来るだけ長い時間釣りたかった。その時魚はスクーリングしていて、今の状態とは全く違っていた。」

試合1週間前の3日間のプラクティスで、大森は魚を見つけた。天候は厳しいものだったが、彼は1日13ポンドを釣っており、その大半はラージマウスだった。大森が投げていたのは、人気のラッキークラフトのクランクベイトだった。

 

   
     
   

「僕はウィード、ボートドック、木やブラシパイルの周りにラッキークラフトRC2.5のチャートリュースパーチを投げていた。魚は水深約5~6フィートにいて、少し違うルアーを見せたいときには、ボートドックにジグを投げたりもしていた。」

公式プラクティスデーには、大森は3日間のプラクティス中に見つけた魚の所には行かず、自分のパターンで釣れる場所を他にも探したが、上手くいかなかった。

試合初日、大森は午前8:30までにキーパーを5本揃え、彼の一日はそれで終わった。10ポンド10オンスを釣った後は、6時間ノーバイトだった。

「それで精神的にやられた。リミットを揃えた後の2~3時間は入れ替えるためにビッグフィッシュを狙っていた。5~6種類のルアーを試したけれど、僕のメインルアーはやっぱりRC2.5だった。キーパーの3本はボートドックへのフリップで釣って、2本はラッキークラフトのクランクベイトで釣った。」

水がクリアになるにつれてバイトが変化し、大森はそれに対応しようとした。

「プラクティス中に雨が降って、岸際は今よりずっと濁っていた。僕が釣っていたスポットは全部クリアになってきて、魚は深い方へ行ってしまった。僕が釣りたいところには出てきてくれなかったんだ。深い方での水温はたった9℃ぐらいしかなくて、魚はあまりアグレッシブじゃなかった。」

大森は2日間のトータル、19ポンド11オンスをキャッチし、36位でフィニッシュ。彼はレイ・レイクについてただ一言・・・。

「もうここには戻ってきたくない。」

 

 

 

   
>>>ケリー・ジョーダン Kelly Jordon
 
トータルウェイト、16ポンド5オンスで44位に終わったのは、ラッキークラフトプロのケリー・ジョーダンだった。上々のプラクティスを終え、ジョーダンは試合でも釣れると確信していた。

   
     
「シャローでのフリッピングで釣れていて、ジャークベイトでも爆釣だった。基本的には何にでも食ってきていた。プラクティスの最終日、僕はラッキークラフト・スレンダーポインター97(テーブルロックシャッド)を投げて爆釣した。最初の1時間で12本釣って、その中の大きいの5本で13ポンドかそれ以上あったんじゃないかな。岬にポインターを投げるという、間違いないパターンを持っていたんだ。」

ポケットの岬や入り口から立ち木に絡んだ場所まで、ジョーダンは自分に釣れる所を全て釣っていた。テキサス出身の彼によると、魚はいい感じにサスペンドしていて、いい試合になると確信していた。

   
     
   

プラクティス最終日、ジョーダンがあるクリークの奥に入ると、100匹以上のラージマウスが泳ぎまわっていた。

「全部3~5ポンドの魚で、ワッキーワームで思いのままに釣れた。フックを折っていたから、鬼ごっこしていただけだけどね。魚は水深2フィート以下のウィードのエッジで泳ぎまわっていた。何故だかはわからないけれど、このクリークの奥には100匹のバスがいて、僕が知っている限り、誰もそれを見てないということは分かっていた。そこだけで20~25ポンド釣れると思ったよ。」

しかしジョーダンの思い通りには行かなかった。試合初日、彼がそのスポットに行くと、魚たちはいなくなっていた。日中に現われるのかもしれないと思い、ジョーダンはキーパーが釣れる他のエリアを探して走り回った。

「午後1:00の段階で、僕は1匹か2匹しか持っていなかった。メインレイクの岬に行って、ジャークベイトを投げ始めたけれど、バイトさせることが出来なかった。ラージマウスは深い方へ行ったんだと考えて、ポインター100 DD(パールアユ)を結んだら釣れ始めたんだ。約45分で10~15匹釣ったけれど、僕に必要なサイズは出なかった。プラクティスよりもずっと小さい魚ばかりだったんだ。」

 

 
   
 

初日9ポンド8オンスのウェイトで、2日目に挽回するのも難しくなった。彼のハニーホールにいた魚もいなくなってしまい、ジョーダンは2日目、ビッグフィッシュ狙いで行くしかなくなった。

「フリッピングで約4ポンドの魚を釣った。あと4本同じサイズが必要だったけれど、2日目はそれでほとんど終わってしまった。その後で2本小さいのが釣れて、約7ポンドになっただけだ。」

ジョーダンはこの試合で、ポインタースレンダーポインター等、数種類のラッキークラフトルアーを試した。彼はまた、新製品のスイムベイトのアクションも試し見た。

「少し太陽が出て、もう少し暖かかったらスイムベイトで釣れていただろう。すごくいい泳ぎをしていた(色はチャートリュースシャッド)。アミスタッドではたくさん投げるつもりだよ。」

 

   
>>>Gerald Swindle
 
ラッキークラフトのプロ、ジェラルド・スウィンドルは、3日間のプラクティスを終えた段階ではパターンという程のものは持っていなかった。プラクティス初日、彼は上流で、カレントのあるところで小さなフィネスルアーをボトムに落とし、約13ポンド釣った。スウィンドルによると、レイ・レイクには珍しく釣れていなかったということだ。

プラクティス2日目、スウィンドルは下流に走ったが、大型の寒冷前線に直面した。朝雪が降り出し、その前の夜は竜巻が発生していた。冷たい風のせいで、体感温度は-7℃ぐらいだったが、スウィンドルはそれでも約13ポンド釣った。それは安定したウェイトではあったが、まだ信頼できるパターンではなかった。

3日目も同じ様な感じだったが、しばらくしてスウィンドルは上流に移動してカレントを釣った。そしてそれで彼はパターンを見つけた。

「一日中カレントの中で長い戦いをした。ジグを投げようと思って上流に移動したけれど、結局チューブを投げることになった。いつもの僕ならカレントでチューブは投げないんだが。始めに投げていた3/8オンスではなく、1/2オンスに変える必要があった。僅かな違いのように思えるかもしれないが、変えてすぐに釣れ始めたんだ。カレントで魚を釣るにはルアーが底に着いている必要があるのに、僕のルアーは着いていなかった。底をひいて来ないと魚はバイトしないんだ。」

   
     
   
バイトし始めると、スウィンドルは45分ほどでリミットを釣り、これがパターンだと確信した。リミットメイクした時には10ポンドしかなかったが、その後彼は、チューブのフリッピングで5ポンドフィッシュをキャッチ。残り1時間半となった時、スウィンドルは45分離れた下流域の別のエリアをチェックしに走った。彼はラッキークラフト・フラッシュミノー110(オーロラゴーストゴールデンシャイナー)を使って2キャスト目で、もう一本5ポンドフィッシュを釣ったが、フックがのばされ、ボート間際でバレてしまった。

スウィンドルは初日14ポンド10オンスをウェイインし、9位につけた。

「2日目は下流から釣り始めて、小さいのを2本釣り、それから魚を搾り出そうと上流に行ったんだ。かなり苦しい試合で、午後1:45にやっとリミットが揃った。最後の一秒まで釣って、全開で戻った。思ったより早く下流に戻れたから、スピニングロッドを手にとって、温水が出ているパイプを釣ったんだ。そして残り1分で5ポンドフィッシュをキャッチした。」

スウィンドルは3日目に進めるだけのウェイトを持っていたはずだったが、トリップ・ウェルドン(トーナメントディレクター)の判断に、スウィンドルは唖然とし、そして失格となった。危険行為で罰せられたスウィンドルは、50万ドルとクラッシック優勝を懸けて地元で戦うチャンスを失ってしまった。

 

 
   
 
「僕はミスを犯した。」スウィンドルは満席のアリーナで行われた記者会見で自分の失格を発表した後、こう言った。「トリップの判断では、僕が間違っていたということだから、僕も自分が間違っていたと受け止める。」

仲間のアングラーであるランディ・ハウエルと彼のカメラ艇との隙間を走り抜けるという瞬時の判断をしたことで、スウィンドルは最終日にトップ25で戦うチャンスを失った。ビデオに映っているように、スウィンドルはスロットルを弱め、ランディにどうすればいいかを尋ねるかのように両手を挙げた。ハウエルが「行け」というジェスチャーをしたため、スウィンドルは隙間を走り抜けた。

「トリップ(・ウェルドン)によると、正しい判断は一旦止めてからアイドルで通り抜けることだった。もし誰かの命が危ないと思っていたら、やらなかった。謝るけれど、ずるをしようとか、不正にアドバンテージを得ようとしたわけじゃない。10年間望んでいたことだった。ずっとバーミンガムでのクラッシックに出たいと思っていて、本当に地元で優勝したかった。」

この試合はスウィンドルにとって忘れられない試合となり、このことで彼は勢いを増し、優勝に向けて邁進する。

   
>>>リック・クラン Rick Clunn
 

ベテランアングラーのリック・クランが、このオンライン・ジャーナルに新たに加わることになった。彼には大人気のラッキークラフト製クランクベイトがあるからだ。ラッキークラフトRCシリーズは、クランのメインスポンサーの一つであるバスプロショップでのみ販売されている。

クランはスポッテッドバスではなくラージマウスを狙うつもりで、バーミンガムにやってきた。

「この試合は世界大会だから、自分の一番得意な方法で釣りたい。そしてそれは、ラージマウスの釣りだ。丁度こういう天気になればいいと思っていた。暖かくなってきてラージマウスがシャローに上がって来て、他のアングラー達はみんなスポッテッドバスを狙っている。そうすればラージマウスを独り占めできる。大半をラージマウスで揃えれば、クラッシックに優勝できると本当に思った。」

クランはレイ・レイクで彼のシグネチャールアーを使った。ステインウォーターでは、更に大きいサイズを好んで使う。

「スピナーベイトとRC 1.52.5を使っていたけれど、僕はビッグルアーを好んで使う。その方がビッグフィッシュが釣れるからね。3.5の方がもっと優勝を生み出すだろう。小さいサイズよりも数は釣れないかもしれないが、大きいルアーの方がよりいいクオリティーの魚が釣れる。このレイクには、僕の望んでいた水の色がなかった。」

   
     
   

初日、クランはRC 2.5で大半の魚を釣ったが、水が澄んで来たため、2日目彼はRC 1.5に変えた。クランは、クリアウォーターではコッパーシャッドカラーを使い、ステインウォーターではコッパーパーチを使う。

「狙う場所に関してはスピナーベイトによく似ていて、本当にいいルアーだ。でもスピナーベイトでは上手く狙えない所でもRCは使える。丸太やボートドック、ショアラインのウィードのアウトサイドエッジを狙っていた。自然な割れた岩を見つけたら、それも狙っていた。こういう古い湖ではそういうエリアに魚が入ってくるから、複数のエリアを狙っていた。バスはストラクチャーに着く魚で、こういう古い湖には同じストラクチャーがたくさんあるわけではないから、複数のエリアを釣ることになるんだ。」

クランがRCシリーズでもっとよく釣るには、もっと水が濁っていなければならなかった。ミズーリ州出身の彼によると、コンディションがどう影響するかを予測しようとしたことが間違いだったかもしれないと言う。

「実際に起こっていることに合わせていくのではなく、自分の必要性に状況を合わせようとしていた。自分の使いたいテクニックを強行しようとして、状況に合わせようとはしていなかった。」

  RC series ~Rick Clunn Model~

RC 0.5
Length:1-3/4” Weight:1/4oz

RC 1.5
Length:2” Weight:1/2oz
RC 2.5
Length:2-3/4” Weight:1/2oz
RC 3.5
Length:3-1/4” Weight:3/4oz

Provided by Cox Group

Copyright 2007 LUCKY CRAFT, INC.
All Rights Reserved.

Sign up for LCNewsletter