スキート・リースにとってもプラクティスはタフなものとなった。
「プラクティス初日、僕は14時間釣りをして、キーパーは1匹。長い1日だった。(プラクティス)2日目は12時間釣りをして、やっぱりキーパーは1匹だった。魚をシェイクオフしていたわけじゃなく、ただ単にバイトが無かった。3日目は6時間釣って、キーパー2匹、そして2匹はシェイクオフした。『やった、見つけたぞ。』と思った。」
リースはロッドを15本は出していたし、タックルボックスの中の全てを試した。しかし彼に釣れたのは、ワームでのみだった。プラクティス最終日、リースは彼に釣れる魚へのカギを見つけた。
「僕にバイトがあったのは、岬のロックを釣っている時だった。だから僕は昨日そうしたんだ。たくさんの岩場を回って、ジグや小さいワームをキャストした。初日は結構早い時間にリミットメイクできたから、残りの時間はプラクティスに使ったんだ。行ったことがない場所に行って、そういうスポットで魚をキャッチした。」
リースはポケットの中や、レイダウン、ウッドのあるシャローを釣り、初日に釣った全ての場所で魚をキャッチした。それはプラクティスの正反対で、リースは彼にだけ釣れているのかどうか分からずにいた。初日ウェイインサイトに戻って初めて、彼はみんなに釣れていることを知った。
「不思議だった。プラクティスでは皆でタフだと話していて、その翌日には逆になった。湖がこうなるのを初めて見た。あれだけタフだったのに、電気のスイッチを点けるように釣れるようになるなんて。凄いマジックのようだった。」
初日15ポンドをウェイインし、リースは8位に就けたが、2日目はそう上手くはいかなかった。
「魚がまた入ってくると思わなかったから、今日(2日目)はスーパーシャローを釣らずにロックの岬、水深2~3フィートを釣った。キーパーが5匹釣れて、1匹はジャンプでバレた。明日釣りたいけれど、そうでなくても25位には入って賞金を獲りたい。」
リースは2日目を24位で終え、賞金をゲットした。2日目は9ポンドをウェイインし、2日間のトータルウェイトは24ポンド10オンスとなり、リースは苛立ってはいたものの、これだけタフなプラクティスの後に入賞できて喜んでいる。
リースの次の試合もスミスマウンテン・レイクで、彼も初めて釣ることになるが、スウィンドルとは準備の仕方が違っている。
「どんな湖かも知らない。(初めての湖に行くときには)僕はそこに着いたらマップを取り出して分析する。この時季に魚が何をしているかを考えるんだ。」