大森貴洋はクランクベイトで釣れる魚を探し回ったが見つからなかったと、言葉少なに語った。
「プラクティスではいい成績を出すために必要な魚を見つけようと、日の出から日没まで13時間釣りをした。この試合は最後のメジャー戦だから、ビッグリミットを釣りたかった。でも何も見つけられなかった。」
大森はなぜクランクベイトの魚を見つけることが出来なかったのか、理解に苦しんだ。いつもならレイク・ダーダネルではシャローにクランクベイトで釣れる魚がいるからだと大森は話す。
「この時季はこの湖でいつも釣れるんだ。どうしてこういう結果になったのか分からない。昨日はほとんどミルフォイルへのフリッピングで釣ることになったし、キーパーが6匹しか釣れなかった。」
初日5匹のリミットを揃え、トータルウェイト11ポンド8オンスをウェイインした大森は、2日目トップ50入りするには改善が必要だと思った。しかし2日目、大森はキーパーを釣るのに苦しみ、8ポンド11オンスをウェイインして30位で試合を終えた。
魚を釣ることが問題ではなかったと大森。問題は15インチのキーパーを釣ることだったと言う。
「1日25匹ぐらい釣っても、キープできる魚もいないし、順位を上げるのに役に立つ魚も釣れなかった。初日と2日目に釣れた魚は全部フリッピングとフロッグだった。移動し続けて新しいエリアでサイズのいい魚を探そうとしたけれど、上手く行かない試合だった。とても苛々したよ。」
最終戦レイク・トホに臨む大森の目標は、トップ75入りしてクラッシックへの出場を決めることだ。
「今27位か28位だと思うから、トップ75で来年のクラッシックに行けるはず。今の時点で唯一の願いはクラッシック入りすることだ。9月のレイク・トホは1回しか釣ったことがないけれど、スクールを見つけるのとフリッピングがキーになると思うし、トップでも釣れるかもしれない。」