スキート・リースは3日目に進出し、オノンダガ・レイクを釣ることができた。しかし初日レイク・オナイダで12ポンド12オンスと32位でスタートしたリースにとって、それは容易いことではなかった。
「初日はスモールマウスのスクールを1つ見つけて、ドロップショットで全部釣った。水深約10~11フィートを釣っていたんだけれど、その日の午後、それまでにやっていたことを考えさせられるものを見たんだ。僕のライブウェルに入っていた魚は全部ザリガニを吐いていたから、ジグがいいんじゃないかと考えた。そして2日目はそれで行くことにしたんだ。」
リースは2日目、ブラウンの1/2オンスフットボールジグに、バークレー・ガルプのトレーラを付けたものに切り替え、彼の試合の流れは変わった。
「ジグでスモールマウスが爆釣し始めて、とても楽しかった。そのスポットから移動して違う場所に行ったら、今度はラッキークラフト・ガンフィッシュ115(チャートリュースシャッド)で3ポンドのスモールマウスが釣れた。」
リースはまた別のルアーに切り替え、ラージマウスを狙うことにしたが、それで2日目大きくジャンプアップすることになった。ラージマウス3匹とスモールマウス2匹で、リースは2日目のウェイトを17ポンド7オンスとし、32位から4位に上がった。トップ12入りした彼は、レイク・オナイダからオノンダガ・レイクへと場所を変えた。
3日目はどこ行っても釣れたが、必要なキッカーフィッシュが釣れなかったとリースは言う。
「次から次へと魚は釣れたけれど、ビッグフィッシュは釣れなかった。18ポンドがスモールリミットというのならね。」と興奮冷めやらぬリースは語る。
6ホールコースのスタートはスローだった。彼は1番ホールで4匹しか釣れず、2番ホールではバッテリーが死んでしまった。新しいバッテリーに積み替え、4ホールを残し、リースはやっと、このオノンダガ・レイクで魚をキャッチするカギが何か見えてきた。
「3番ホールで僕は瓦礫かロックパイルとウィードがミックスしているスポットに入った。そこではヤマセンコーをキャストする度に魚が釣れた。投げれば釣れて楽しかった。」
水深2~4フィートのシャローをメインに、リースは12ポンドのトライリン・フロロカーボンと2/0のフックでヤマセンコーを投げていた。彼はオノンダガ・レイクについて一言こう言った。
「この湖は汚染されていると聞いていた。確かに、この湖は魚で汚染されていたよ。ここでの魚の濃さは信じられないほどだ。」
リースはオノンダガで18ポンド5オンスという高ウェイトを出し、3日間のトータルを48ポンド8オンスとした。僅差のウェイインが終わり、リースは最終日を戦うトップ6へのカットを、僅か2オンスで逃した。
リースはカットに残れずがっかりはしているが、この試合には満足していると言う。「ビッグフィッシュを見つけられなかった。釣れたアングラー達は凄いと思うよ。本当にいい試合で、成績が良かったからポイントが絡んでいれば良かったと思う。でも今は取り敢えず賞金をもらって、家族に会うために家に帰るよ。」
次戦はポトマック・リバーで、またアングラーオブザイヤー争いが始まるため、とても不安だ。
「また本当の試合が2週間後に始まる。過去の試合では成績が良かったけれど、どうなるかは分からない。トップ20でフィニッシュ出来れば満足だ。」