ジョージア州エバンズ(2007年4月25日)
アメリカ南部の内陸にある水域の中でも最大級のクラークスヒル・レイクで、2007年バスマスターエリートシリーズ第4戦が開催された。
またも『最悪な』プラクティスを終え、ラッキークラフトのスキート・リースは試合で頼れるようなストロングなパターンは何も見つけることが出来なかった。彼はベッドフィッシュを探すのに1日半費やしたが、ビッグフィッシュは見つからなかった。
「試合初日はプラクティスでやったことを全て捨てていくことになった。苦しんだけれど、幸運にも結局10ポンドぐらい釣った。最後の1時間に風が出てきて、スピナーベイトで2ポンドフィッシュを3本キャッチした。」
初日10ポンド6オンスをウェイインし、リースは46位で2日目を迎えた。前の日にやったことには何一つ自信が持てなかった彼は、全て新しい場所を釣った。
「魚が数匹跳ねているスポットを見つけて、そこで釣れ始めたんだ。シャローフラットの岬だったけれど、そこはヘリングがかなり早い時間に入って来ていた。昨日まではスローなルアー以外は何でも投げていたけれど、初日はジグでビッグウェイトが出ていた。だから僕はそこでジグを投げて3~4ポンドの魚を1匹キャッチしたんだ。」
少し安心したリースは、更に8~9本ジグで追加。そのスポットがどうなっているのかを観察し、残りの時間、彼は走り回って同じ様な場所を釣っていった。
「しばらくして、また魚が跳ねている別のスポットに入った。そこで8~9本キャッチして、そのほとんどが3ポンドフィッシュでとても楽しかった。そのうち2~3本はラッキークラフト・サミーで、その他はジグで釣った。」
リースは2日目、17ポンド4オンスをウェイインし、46位から19位に順位を上げた。3日目、彼は2日目に見つけた2箇所を一日中行ったり来たりして釣った。
「この日は6本しか釣れなかったけれど、早い時間にジグでビッグフィッシュを2本、サミー100(ゴーストワカサギ)で2本釣ったのが幸いだった。」
3日目、5匹のリミットで17ポンドをウェイインし、リースは8位と、またもやトップ12入りを果たした。これで2月の2007年バスマスタークラッシック以来、全5試合でトップ12入りしたことになった。
最終日、リースはまた同じ2箇所のスポットを釣り、サミー100(ゴーストワカサギ)でビッグフィッシュ2本を、後はジグで2本、ベッドフィッシュを2本キャッチした。最終日のウェイイン前、リースは10位以内なら嬉しいと洩らしていたが、その願いは叶った。14ポンド2オンスをウェイインし、4日間のトータルウェイト58ポンド12オンスで、リースは6位でこの試合をフィニッシュした。
リースはアングラーオブザイヤー・ポイントランキング1位で、次はレイク・ガンターズビルを釣る。しかしアラバマ州にあるこの湖で、これまでにいい成績を出した例がないとリース。
「毎回そこに行く度に少し順位を上げることができて、湖のことがまた少し分かる。釣ってやるという自信はあまりないけれど、3日間のプラクティスを終えて、試合で何をすればいいかが分かれば良いと思う。ラッキークラフトLVやポインターでウィードのアウトサイドにいるベッドフィッシュを釣るということでも何でも、とにかく釣るしかない。それしか出来ないんだから。」