ラッキークラフトのスキート・リース 
2日目に盛り返してトップ12入り

スウィンドルとジョーダン クラークスヒルでトップ50に
 
2007 Bassmaster Elite Series - Day 3 standings
 
06th
Skeet Reese
 
27th
Gerald Swindle
 
38th
Kelly Jordon
 
67th
Takahiro Omori
 
89th
Rick Clunn Presented by Bass Pro Shops
>>>スキート・リース Skeet Reese
 
ジョージア州エバンズ(2007年4月25日)

アメリカ南部の内陸にある水域の中でも最大級のクラークスヒル・レイクで、2007年バスマスターエリートシリーズ第4戦が開催された。

またも『最悪な』プラクティスを終え、ラッキークラフトのスキート・リースは試合で頼れるようなストロングなパターンは何も見つけることが出来なかった。彼はベッドフィッシュを探すのに1日半費やしたが、ビッグフィッシュは見つからなかった。

「試合初日はプラクティスでやったことを全て捨てていくことになった。苦しんだけれど、幸運にも結局10ポンドぐらい釣った。最後の1時間に風が出てきて、スピナーベイトで2ポンドフィッシュを3本キャッチした。」

初日10ポンド6オンスをウェイインし、リースは46位で2日目を迎えた。前の日にやったことには何一つ自信が持てなかった彼は、全て新しい場所を釣った。

「魚が数匹跳ねているスポットを見つけて、そこで釣れ始めたんだ。シャローフラットの岬だったけれど、そこはヘリングがかなり早い時間に入って来ていた。昨日まではスローなルアー以外は何でも投げていたけれど、初日はジグでビッグウェイトが出ていた。だから僕はそこでジグを投げて3~4ポンドの魚を1匹キャッチしたんだ。」

   

少し安心したリースは、更に8~9本ジグで追加。そのスポットがどうなっているのかを観察し、残りの時間、彼は走り回って同じ様な場所を釣っていった。

「しばらくして、また魚が跳ねている別のスポットに入った。そこで8~9本キャッチして、そのほとんどが3ポンドフィッシュでとても楽しかった。そのうち2~3本はラッキークラフト・サミーで、その他はジグで釣った。」

リースは2日目、17ポンド4オンスをウェイインし、46位から19位に順位を上げた。3日目、彼は2日目に見つけた2箇所を一日中行ったり来たりして釣った。

 

「この日は6本しか釣れなかったけれど、早い時間にジグでビッグフィッシュを2本、サミー100(ゴーストワカサギ)で2本釣ったのが幸いだった。」

3日目、5匹のリミットで17ポンドをウェイインし、リースは8位と、またもやトップ12入りを果たした。これで2月の2007年バスマスタークラッシック以来、全5試合でトップ12入りしたことになった。

最終日、リースはまた同じ2箇所のスポットを釣り、サミー100(ゴーストワカサギ)でビッグフィッシュ2本を、後はジグで2本、ベッドフィッシュを2本キャッチした。最終日のウェイイン前、リースは10位以内なら嬉しいと洩らしていたが、その願いは叶った。14ポンド2オンスをウェイインし、4日間のトータルウェイト58ポンド12オンスで、リースは6位でこの試合をフィニッシュした。

   

リースはアングラーオブザイヤー・ポイントランキング1位で、次はレイク・ガンターズビルを釣る。しかしアラバマ州にあるこの湖で、これまでにいい成績を出した例がないとリース。

「毎回そこに行く度に少し順位を上げることができて、湖のことがまた少し分かる。釣ってやるという自信はあまりないけれど、3日間のプラクティスを終えて、試合で何をすればいいかが分かれば良いと思う。ラッキークラフトLVポインターでウィードのアウトサイドにいるベッドフィッシュを釣るということでも何でも、とにかく釣るしかない。それしか出来ないんだから。」

   
>>>ジェラルド・スウィンドル Gerald Swindle
 

ジェラルド・スウィンドルも、プラクティスでは試合で使えるパターンは見つからなかった。プラクティス初日は強風のため、風裏にいるベッドフィッシュを探しに行くことしかできなかった。

「プラクティス初日はメインレイクに出て、スクーリングフィッシュを釣りに行くことが出来なかったし、行こうともしなかった。だから2日目に風が少し弱くなってトライしたんだけど、見つけられなかった。トップウォータークランクベイトで釣っていて、魚がいるはずの去年釣ったエリアもたくさん釣ったんだけどね。」

「試合初日、ドロップショットを使ってサイトフィッシングに行った。サイトフィッシングのキーは、魚がどんなにスプークしやすいかに気が付くことだ。時間を掛けて、小さいルアーで釣らなくちゃならなかった。初日はそれで13本以上キャッチしたけれど、だんだん釣れなくなった。」

スウィンドルは初日なかなかのウェイトを出したが、トップ50入りするには同じことをやっていてもダメだと思った。

 

 

 
   
 
   
 

 

「何か方法があるはずだと思った。いくつかのエリアにはシャッドが入ってきているのを見たから、去年ここで投げたのと同じ、ラッキークラフト・フラットミニDR(チャートリュースシャッド)を取り出して、4ポンド半を1本キャッチした。シャッドを追いかけていた魚を2本、ガンフィッシュ115(MS MJ ヘリング)で釣って、それで2日目のウェイトを稼いだ。」

スウィンドルは初日のウェイトを再現し、13ポンド9オンスをウェイインして21位となり、3日目に駒を進めた。彼はまた初日のエリアを釣ったが、とてもタフだったと言う。

DRで2本、ベッドの魚を数匹釣ったけれど、スモールリミットだった。午後1時半ごろラッキークラフト・ガンフィッシュ115を岬に投げ始めて、持っていた魚全てを入れ替えた。毎日がチャレンジだったけれど、それがキーだったらしい。」

ガンフィッシュをとても速く動かして、シャローの岬にロングキャストしなければならなかったとスウィンドル。

「速く動かす時の唯一の問題は、そこまで食いが良くないことだった。ゆっくり動かした方が普通はベターなんだけれど、この試合ではそれだと全然バイトしなかったから、とても速くする必要があった。」

スウィンドルは38ポンド3オンスのトータルウェイトで、3日目27位でフィニッシュした。優勝するような魚は見つからなかったが、あれだけタフなプラクティスだったことを考えると、よくやった試合だったと思った。

「最終日に残れなかったことは不運だったけれど、3日間でたった2匹しかバラさなかった。だから悪いトーナメントじゃなかったんだ。競技者としての僕は全ての試合で優勝したいけれど、もちろんバイトが無ければ優勝できないというのは常識として分かっている。精神的には釣りは良くなって来ていると思うし、集中もしている。今日はノッテいる気がした。」


     

スウィンドルの次の予定は、彼の住むアラバマ州レイク・ガンターズビルでの試合だ。またサイトフィッシングの試合になるだろうと彼は考えており、この勢いと集中力を維持して次のトーナメントに挑むつもりだ。

「いくつか良さそうなエリアを知っていることはアドバンテージかもしれないけれど、天候がこのまま良くなれば、色々なことが起こり始めるだろう。ガンフィッシュのパターンもあり得るかもしれない。」

 
 
>>>ケリー・ジョーダン Kelly Jordon
 
タフなプラクティスを強いられたのは、ラッキークラフトのケリー・ジョーダンも同じだった。レイク・フォークでのテキサス・バス・クラッシックを終え、ジョージア州まで何とかたどり着いた。プラクティスの初日を釣れなかったアングラーは多かったが、彼らには大した損失はなかったとジョーダン。

風のため、初日のプラクティスはあまり出来なかったが、ベッドの魚は何匹か見つけ、それがキーになると思ったと話す。

「プラクティスで少しサイトフィッシングをして、いいエリアを何箇所か見つけたけれど、試合初日に行ったら、全部いなくなっていた。それで走り回って、トップウォーターを投げた。ラッキークラフト・ガンフィッシュでは釣れなかったけれど、魚を見つけるのに僕が使ったのはそのルアーだ。投げると魚が上がってくるから、魚がそこにいると分かる。そうしたら、スイムベイトでスローダウンして何本か釣ることが出来た。」

ジョーダンは初日9ポンド10オンスをウェイインして58位。しかし彼は2日目アジャストして13ポンド14オンスを釣り、3日目に進むこととなった。

「昨日はスクールを見つけて約14ポンド釣った。バイトは20ポンド分あったけれど、何本かバラしたから、カムバックして今日(3日目)に挑戦できてとてもエキサイトしていた。でもそこに着いたら全然バイトしてこなかった。2~3時間ノーバイトだったから、後で戻ってくることにしてサイトフィッシングをしに行ったんだ。5ポンドを1本と少し小さめのを3本キャッチして、ビッグフィッシュを狙いにまた戻ることに決めた。」

ジョーダンは午前11時ごろに戻ったが、午後2時には岸際に残るべきだったと気付いた。残り約4分の時、彼のフルークに5ポンドフィッシュがヒットしてきたが掛からず、ジョーダンはその最後の1匹をボートに入れようとあらゆる手段を講じた。

 

「最初にその魚がヒットして掛からなくて、その後スイムベイトをそこに投げたらまたアタリが来たけれど掛からなかった。だからもう一度投げ直して1ポンド半ぐらいのを1本キャッチした。多分そこに居る魚の中で一番小さい魚だったんじゃないかな。チェックインの時間まで12分しかなくて、ボートで11分走らなくちゃいけないから、ロッドを置いて帰って来たんだ。」

ジョーダンは11ポンド11オンスをウェイインし、トータル35ポンド3オンス、35位でフィニッシュした。

 
>>>大森貴洋 Takahiro Omori
 
トップ50に数ポンド足りなかったのは、ラッキークラフトの大森貴洋で、彼もプラクティスでは釣れていなかった。クラークスヒルでの去年の試合はトップウォーターで優勝だったが、大森はそのパターンで釣れる魚は1匹も見つけられず、サイトフィッシングの魚もあまり多くは見つからなかった。それで初日、大森は上流にステインウォーターを探しに向かった。

「スピナーベイトで木やスタンプの周りを釣りに上流に行ったんだ。小さいのを5匹釣って、下流に戻り、ラッキークラフト・ガンフィッシュ115(ゴーストミノー)スレンダーポインター97(テーブルロックシャッド)を投げ始めた。結局ほとんどの魚はスピナーベイトで釣ったけれど、1本だけスレンダーポインターで釣れた。」

大森はたくさんのストライパーが泳ぎまわっているエリアで魚を見つけていた。

「ビッグストライパーを釣ったけれど、そういう大きなストライパーがシャッドを全部食べてしまって、バスを追い出してしまうようだ。2日目の朝、僕のベストエリアでストライパーが2本釣れて、何かがおかしいと気が付いた。午後に戻ってきても同じだった。とにかく運が悪かった。そのスポットに懸けていたから、ストライパーを見つけてからは苦しんで、湖中を見て回って別の場所を探す羽目になった。」

 

クラークスヒルでは3戦連続で苦しい試合となり、しばらくここに戻って来なければいいと大森は思っている。しかし彼は来週のレイク・ガンターズビル戦を楽しみにしている。

「ガンターズビルは好きだ。ハイドリラやミルフォイルがたくさんあって、アメリカで最高の湖に入ると思う。かなり楽しみにしていて、ラッキークラフト・ガンフィッシュサミーなど、トップウォーターの試合になると思うんだ。」

   
>>>リック・クラン Rick Clunn
 

バスプロのリック・クランは初日6ポンド9オンス、2日目10ポンド4オンスをウェイインし、89位でフィニッシュした。彼は思い通りの結果を出すことはできなかったが、ラッキークラフトRCシリーズに関してはいい評価をしている。

「この時季はRCシリーズが最高だ。この試合で私が釣っていたのはとてもマッディで、今回はラトルが入っていないことが仇となったかもしれない。通常私はラトルを好まないが、本当のマッディウォーターではラトル入りの方がベストかもしれない。」

この試合の大半で、クランはマッディウォーターにある、浸水したシャローのウィードエッジをRC 1.5で釣っていた。通常1.5を使うということは、シャローを釣るということで、レイク・ガンターズビルでの次の試合はよりディープの試合となり、RC 3.5を使えるかもしれないとクランは言う。

「もしディープでのクランキングの試合なら、RC 3.5を大遠投して使うだろう。3.5は約8フィート潜るから、私が釣るべき水深にぴったりなんだ。」

しかしアングラー達は、実際に湖に出るまで何が効くのか分からないし、クラークスヒルでクランを邪魔したのは事前の考えだった。去年彼はRC 3.5で19ポンド釣ったが、今回のマッディウォーターでは、あまり威力を発揮しなかった。

   

  RC series ~Rick Clunn Model~

RC 0.5
Length:1-3/4” Weight:1/4oz

RC 1.5
Length:2” Weight:1/2oz
RC 2.5
Length:2-3/4” Weight:1/2oz
RC 3.5
Length:3-1/4” Weight:3/4oz


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