カリフォルニア在住のリースは何度も準優勝を経験してきたが、彼はメリーランド州にたった一つの目標を持って臨んだ。優勝である。そしてそれを彼は果たした。初日20ポンド5オンスをウェイインし、リースはこの試合が特別になると思った。しかも彼のルームメイトの運命観によると、この試合は彼が優勝する試合だと言う。
「特にこれだけいいシーズンを戦ってきて、この試合で優勝するのはとても意味のあることだ。僕のルームメイトは、僕はこの試合で優勝する運命だと言っていたし、不思議なことに僕もそう思った。過去5年間のここでの試合は、控えめに言っても興味深いものだった。5年前は5位、4年前は4位、3年前は3位、そして去年は2位だったんだ。 そして今年僕は優勝した。運命と言うのがぴったりだし、特に初日のウェイトを見て、トップ5のサイクルが完結すると分かった。」
リースはポトマックで2箇所をメインエリアにしていた。朝、彼はウッドの多いエリアからスタートし、レイダウンにフリップしたり、ラッキークラフトBDS 2を投げたりした。それから午後は2番目の場所に移動し、ウィードを攻めた。
「ウッドのエリアでは丸太の後ろにあるスイートスポットを探して、そこだけを撃っていた。水中の物体の側にルアーを通して、魚のバイトを誘った。きちんとしたパターンと言うものは無くて、様々な物を撃っていく必要があったんだ。たくさん動き回った。」
「ラッキークラフトBDS 2で僕はレイダウンの端を狙っていた。木の末端の上も通した。1つのエリアで2~3キャストしても魚がバイトして来ないと、フリッピングに変えていた。」
リースの釣っていたウィードエリアでは、彼は小さな単体のマットの表面を狙っており、タイドが大きく影響していたようだ。
「タイドが高くなり過ぎると何も釣れなくなるようだった。潮が満ち始めてから約1時間は釣れた。魚はタイドに沿って生きているようだ。ベストなのは引き潮の最後と満ち潮の最初1時間だろう。その時に僕にはビッグバイトがあった。」
タイドを上手く読むことに加え、リースはウィードのどこに魚がいるか、どんな釣り方がいいのかを読まなければなら
なかった。
「僕はマットの中心にピッチしていた。ほとんどの魚はルアーが着底して最初か2回目のホップで釣れた。初日に釣れた5ポンドフィッシュは最初にルアーが落ちていく時に釣れたけれど、それは例外だ。」
リースには3つのルアーがキーとなった。 ラッキークラフトBDS 2(スプラッターバック・シャッド)、バークレー・パワーホグ(グリーンパンプキン)に3/8オンスのタングステンシンカー、そしてバークレー・サブリテイル・バーリーバグ(グリーンパンプキン)に1オンスのトゥルータングステン・ウェイトだ。
試合全4日間をリードし、トータルウェイト66ポンドで終えたリースは、特に今年何度も優勝を逃してきて、そして本当に素晴らしいシーズンを送ってきてのこの優勝はとても嬉しいと言う。これだけ素晴らしい試合で興奮していても、リースの一番の目標であり彼がフォーカスしているのは、アングラーオブザイヤータイトルで、9月にレイク・トホで行われるエリートシリーズ最終戦に全て掛かっていると彼は分かっている。
「今回の優勝は本当に言葉で言い表せないほど嬉しい。でも今日(最終日)釣っている時でも、僕はもうトホのことを考え始めていた。ここではいい試合ができたし、最高得点を稼ぐことが出来た。それでもこれだけのポイントでリードしていても危ないという現実がある。トホでも釣らなくてはいけないのは確実で、容易い試合にはならないと思う。その試合に掛かっているんだ。」