バージニア州モニータ(2007年6月12日)
ブルーリッジ山脈の宝石と呼ばれる湖で、2007年バスマスターエリートシリーズ第6戦が開催された。500マイル以上のショアラインを持つこの湖に関してあまり知識のないラッキークラフトプロスタッフ5名は、何をすればいいのか分からずにこの試合に臨んだが、終わってみればいい試合だった。
大森貴洋はスミスマウンテン・レイクで、今年初のトップ12入りを果たし、素晴らしい成績を収めた。
「正直言って、こんなにいい成績が出せるとは思っていなかった。今年初のトップ12入りは本当に気分がいいよ。」
特にこの試合で新しいテクニックで魚をキャッチしなければならなかったことがあり、大森は3位入賞のトロフィーを獲得したことにとても満足していた。BASSが夏季のスケジュールを変更したため、大森は大好きなクランクベイトの釣りをすることができずにいた。
「最近あまりクランクベイトを投げる機会がなかった。スミスマウンテン・レイクではクランクベイトに手をつけなかった。僕はグリーンパンプキンのヤマセンコーと、後はジグヘッドにフィネスワームを投げた。」
水深5~10フィートの岬周りやボートドックを釣った大森は、特に釣れていたからということもあり、新しいテクニックでの釣りを楽しんだ。全4日間とも10ポンド以上をウェイインし続け、大森はトータルウェイト53ポンド15オンスで3位に入賞した。
「これから夏の間はこの釣りを続ける必要があるだろう。やっていくうちに上手くなっていくのが分かるから、新しいテクニックを使うのは楽しかった。とてもポジティブな試合だったと思うし、本当に勉強になった。トップ10入りすればとてもハッピーなのは当たり前だよ。」
オクラホマ州グランド・レイクでの次の試合について話し始めた時も、大森は笑っていた。また次も彼の得意な釣りではないかもしれないが、スミスマウンテン・レイクで自信をつけた彼は楽しみにしている。クランキングもできるかもしれないと思っている。
「水位が少し上がっていると聞いたから、早く普通に戻って欲しいと思っている。それと同時に、釣りのスタイルについてはオープンマインドで行くようにする。」