ラッキークラフトのケーシー・アシュリー、 オナイダ・レイクにて有終の美を飾る ジョーダンとリースもトップ50フィニッシュ | |||||||||||||||||||||||||||
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>>>ケーシー・アシュリー |
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ルーキーでサウスキャロライナ出身のケーシー・アシュリーは、この試合で7位入賞を果たした。彼はこの結果に満足しており、有終の美を飾ることが出来て喜んでいる。
「プレッシャーを重く感じながらこの試合に臨んだ。僕はポイントで31位ぐらいにいたのに、レイク・エリー戦の後40位ぐらいまで落ちてしまった。クラッシックに出るためには、オナイダで最低30位までに入る必要があった。」
トップ10フィニッシュでシーズンを終え、アシュリーはクラッシックの心配をする必要がなくなった。彼は2年目にして2回目のバスマスタークラッシック出場を決めたのだ。
「素晴らしい試合だったし、僕が今までに釣ってきたスモールマウスの数を上回るだけのスモールマウスを釣った。しかも僕の好きな釣り方で釣ることができた。楽しかった。」
アシュリーはスイミングジグをメインに、大きな、岩場のシャローフラットを釣っていた。プラクティスでは他の釣り方も試したが、ジグほどには釣れなかった。
「この湖を出来るだけ隅々まで見ようとしたんだ。分かるまでじっくり釣った。エリアを削除していきながら、あらゆる場所を釣った。ジャークベイトでも何匹か釣ったけれど、小さかった。ウィードライン周辺にドロップショットもやったけれど、シャローの釣れ方に適うものは無かったんだ。」
24歳の彼によると、スモールマウスは曇ってくるとシャローに入ってクローフィッシュを食べたり、パーチを追いかけたりすると言う。プラクティスでトップウォーターのバイトが無くなってくると、スイミングジグを出来るだけ速く巻くことにした。アシュリーは初日13ポンド11オンス、2日目に15ポンド2オンスをウェイイン。その後2日間とも13ポンドをウェイインして、4日間のトータルウェイトを56ポンド1オンスとした。
エリートシリーズは今シーズンで2年目のアシュリーは、自己2度目のバスマスタークラッシックに出られることへの興奮を抑えきれない様子だ。 「凄く嬉しい。今年の僕の目標はクラッシック出場だった。今年はもっといい成績を出したかった試合もいくつかあったけれど、正直2009年にまた戻って来れるというだけで幸せだと思う。」
今年とルーキーシーズンとの違いは、自信とオープンマインドだとアシュリーは考えている。
「今年釣った湖は、僕のスタイルに合っていた訳じゃないけれど、たくさんのことを学んだ。それを来年活かすことが出来ることを願っているし、これだけの知識を得られたことは素晴らしいことだと思う。自分が世界一の釣り人だとは思わない。オープンマインドを心掛けて、毎日新しい何かを学んでいきたい。」 |
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>>>ケリー・ジョーダン |
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ケリー・ジョーダンは、3日間のトータルウェイト37ポンド5オンスでオナイダ戦を終え、ルイジアナ州レッド・リバーで開催される2009年バスマスタークラッシックへの出場を決めた。
苦しい試合を2戦終え、ジョーダンはアングラーオブザイヤーで13位から32位に順位を下げており、クラッシック出場はオナイダ戦に懸かっていた。
「ここでいい成績を出さないとクラッシックに行けないと分かっていたから、真剣に釣りに行ったんだ。この試合はラージマウス一筋で行くことにした。少しだけスモールマウスの釣りをして、すぐにリミットメイクできる場所を何箇所か見つけたけれど、全部本当に小さかった。かなりいいサイズのラージマウスを見つけられて良かったよ。」
ジョーダンは水深2フィート以下に重いソフトルアーをフリッピングしたり、ボートドックやシャローのグラスマットにヤマセンコーをピッチングしたりしていた。プラクティスでは日が高い時に、ラッキークラフト・サミーやGスプラッシュでスモールマウスが釣れた。
「魚は午後暑くないと日に当たりに上がって来ない。魚は暑い時ロックパイルにいた。プラクティスでは毎日のようにトップウォーターに出て来ていたんだ。でも試合中はそのパターンは効かなかった。それには参ったよ。」 トップウォーターのパターンは効かなかったものの、ジョーダンは初日14ポンド11オンス、2日目14ポンド3オンス、そして3日目8ポンド7オンスをウェイインして31位でフィニッシュした。
「いい試合だったし、自分がやらなくてはいけないことをやった。問題なくクラッシック出場も決めた。3日目にもっと釣りたかったけれど、ビッグフィッシュを見つけることが出来なかった。出来ることは全てやったよ。」 |
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>>>スキート・リース |
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「初めからアングラーオブザイヤーの可能性はないと分かっていた。やる気があまり起きなくて、最終戦はトップ12を目指すことにしたんだ。」
リースはトップ12入りすることは出来なかったが、トータルウェイト37ポンドで32位入賞を果たした。初日は11ポンド9オンスだったが、リースは2日目に追い込みを掛け、14ポンド6オンスというグッドウェイトを持ち込んだ。
「楽しい試合だったけれど、プラクティスは釣れなかった。試合が進むにつれて釣れ出してきて、ラッキークラフトのルアーが活躍してくれた。僕はスリムシャッドD-9(ゴーストミノー)でたくさん釣ったし、サミー100でいいサイズを1匹、そしてラッキークラフトBDS3(チャートリュースシャッド)でもたくさん釣った。トップ50入りするためにスモールマウスをメインにして、後でラージマウスを釣る計画だった。」
3日目、リースはスモールマウス狙いを止め、賭けに出た。彼にはもう失うものは無く、最終戦を楽しみたいと思ったのだ。
「今日はラージマウス2匹とスモールマウスを3匹ウェイインした。スモールマウスの釣りをしてリミットを揃えて、それからラージマウスを狙いに行ったんだ。一日中ラージマウスを釣ろうとは思わなかった。そうするべきだったんだけれど、しなかった。この試合では100%の気力をなかなか出せなかったんだけれど、どこか奥の方で見つけたんだ。」
リースは今週、ルームメイトのジョン・マーレーと話していて、凄いことに気が付いた。2008年のグランド・レイク戦以来初めて、彼はアングラーオブザイヤー争いに加わっていないのだ。
「ほぼ2年間ずっとアングラーオブザイヤーを賭けて戦ってきた。それに気が付いて、そういう風に考えるのが不思議だった。この試合ではそのプレッシャーがないというのが変な感じだった。オナイダではとても気ままで、僕はそういう気持ちでいることに慣れていない。プレッシャーが好きで、それがあるから頑張れるんだ。」
リースはしばらくの休みにカリフォルニアに帰り、2009年2月までの数ヶ月間を家族と共に過ごすのを楽しみにしている。 |
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>>>ジェラルド・スウィンドル |
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ジェラルド・スウィンドルはレイク・オナイダ戦を終え、がっかりしていた。クラッシック出場にはトップ15入賞が必要だったスウィンドルは、今年は自分で自分の首を絞めてしまったと言う。
「オナイダでの成績は僕が求めていたものじゃない。この試合では窮地から抜け出せなくて、クラッシックを逃してしまった。凄くがっかりだよ。」
プラクティスでスウィンドルは、ウィードにフリップして大きいラージマウスを探したが、パターンを確立することが出来なかった。いいサイズが何匹か出るエリアが1つと、ジャークベイトのエリアを1つ見つけたが、彼が頼れるのはそれが全てだった。 「初日は5時間ラージマウスに費やしたけれど、1バイトも無かった。その後スモールマウスを狙いに行って、10分で2ポンド半の魚を3匹釣った。これで行けると思ったけれど、次からの5バイトをバラシてしまって、僕のシーズンは終わった。今年はバスに呪われているような年だった。必要な時に、上手くいかないんだ。」
スウィンドルは1オンスのトゥルータングステン・ウェイトとズーム・スーパークローでウィードにフリップしたり、ラッキークラフト・スレンダーポインター112(ミスティシャッド)を投げたりしていた。彼は初日7ポンド2オンス、2日目11ポンド12オンスを釣り、2日間のトータルウェイト19ポンドで79位に終わった。 |
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>>>大森貴洋 |
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大森貴洋は初日15ポンド8オンスをウェイインして好スタートを切った。しかしテキサス在住の彼にとってこの試合は辛いもので、彼もまた、2009年バスマスタークラッシックを逃すこととなる。
「スモールマウスとラージマウス両方を狙っていたけれど、大きいラージマウスを見つけることが出来なかった。ラッキークラフト・スレンダーポインター112(ゴーストサンフィッシュ)でスモールマウスを狙って、ラージマウスはシャローのフリッピングで狙っていた。この湖は年々タフになっていくよ。」
大森は釣りのプレッシャーでレイク・オナイダが釣れない湖になってきていると考えており、去年よりバイトが悪くなっていると言う。彼は2日目たった1匹、1ポンド15オンスしかウェイインすることができなかった。 大森にとってタフな年だったが、彼はスポンサーや彼が受けたサポートに対して感謝している。
「今年は本当にタフな年だった。なぜかは分からないけれど、たくさん間違ったり、選択ミスをしたりした。スケジュールにしても、自分の強みを生かせる湖が今年は少なかった。ここではいい試合が出来ると思っていたけれど、89位に終わった。こういう1年だったんだ。」 |
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>>>リック・クラン |
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アングラーオブザイヤーでトップ36のアングラー達がクラッシックへの出場権を獲得するが、クランはオナイダ戦を終えて38位と、惜しくも逃してしまった。しかし、もしトップ36の内誰かが他のカテゴリーからクオリファイすれば、彼にもまだチャンスがある。どう転ぶのか、クランはもう待つしかない。
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Photos by Seigo Saito & Cox Group, Article & Photos Provided byCox Group |